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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

2003-01-01から1年間の記事一覧

今野さんのデビュー作

作者の今野緒雪は、私が中学生のときリアルタイムでデビュー作「夢の宮」を読んだ記憶があって、まさかこんな日が来るとは・・・とビックリ(氷室冴子が帯で「最後まで一気に読み進み、ラストは感動で涙ぐみました。文句なしの大賞受賞です」と絶賛していて…

ガンスリのギャルゲー置換

色々言ってますが、基本的に好きですよ、ガンスリ。作者の相田さんも好きです。妙に職人堅気というか、最近では珍しいタイプの漫画家さんだと思います。と、言いつつ、結構いじりながら読むのが好きなんですが、ぼくは。 ちょっとタチの悪い遊びをすると、原…

ガンスリ補足

アニメ版ガンスリの各話の感想を、旧日記から移動(id:izumino:20031010)させました。 エルザ話はアニメの一番最後に来るのでは、という「予想」もあるみたいですが、それはそれで納得できる終わらせ方だと思います。 あー、そうすることで、シリーズを通した…

旧日記から移行しました。 なんだか今のところ、はてなアンテナでこの日記を補足しようとしたら、タイトルが正しく取得できない*1バグがあるみたいです。正しくは「はてなダイアリー - ピアノ・ファイア」なんですが。 今後、以前の日記の記事から、一部こち…

第2回メフィスト賞作家ファン度調査

・http://www.big.or.jp/~pon/myst/enq02.cgi やってみました。ほとんどが HARD-WIREDさんから借りて読んだものばかりですが。ヒトクイマジカル (西尾維新) サイコロジカル(下) (西尾維新) サイコロジカル(上) (西尾維新) クビツリハイスクール (…

マリみて妄想

ちらっとしか出てこない前々白薔薇さまですが、ひょっとすると、やや小柄で、雰囲気が祐巳に似た人だったのかもしれない。とか妄想しながら「いばらの森」を読み返したら結構ハマってました。 3年生の祐巳ってこんな感じになるのかも、とか。現に下級生の扱…

『マリア様がみてる』はやおいの裏返し(ARTIFACT)

そうなんですか。 その指摘なら、だいぶ前からこの日記で……。『百合姉妹』の創刊時から言ってたことですよ(というか、百合姉妹の編集者がはっきりとそう主張している。ボーイズラブ作家の生の意見もあるようです)。 付け加えるに、正確には「ソフトBLの…

『カレイドスター』第33話「汗と涙の すごい ロゼッタ」

なんか、先月あたりから妙にTVアニメを観る機会が増えてますね。ここ5年くらいはほっとんど観てなかったのになー。 それでもアニメ観ながら、芝居があーだ演出がこーだと言いながら見てるあたり、オタクの魂百までといったところでしょうか。 「B館」の03…

遊び。

トップ画では「鏡稜子と着せ替え密室」を「Ryoko + Dress Up Closed Room!」と便宜的に訳したのだけど、そしたら「うってつけの殺人」は「A Perfect Kill for Kimihiko」で、「ひきもどす犯罪」は「Salvage of the Guilt by Souji」になるのかな? あ、じゃ…

桜場コハル『今日の5の2』

あ、ちょっと読んでみたんですが(買ったわけじゃないです)、面白いですね。しかし、この作者は小学生をどう思っているのだろう、とか考えてしまう。5年2組の生徒達は性的なものを理解していないのだけど、読者はそこに性的なものを発見してしまう。作者…

すえのぶけいこ『ハッピー・トゥモロー』

『ライフ』の作者の初期短編集。うーん、面白い。 こういう話を描ける人だから、『ライフ』みたいな作品を連載してしまうわけだなと。

(雑誌)『群像』

舞城の自作自演「現代小説・演習」。 愛媛川十三パートは、色々悪評もある舞城自身のスタイルに対する「言い訳」にも読める。のだけど、ぼくは作家に合わせるタイプの読者なので「ああ、そういう風に読めばいいのね」って感じで楽しく舞城王太郎パートを読ま…

(雑誌)『ユリイカ』

漫画特集、韓国オタク事情など。 永山薫のコラム。大体ぼくが考えてることと同じでした。まぁ、永山氏が想定する消費者モデルの中にぼくが居るだけなんでしょうけどね。女装っ子萌え。 しかし、Googleを「ショタオネ」で検索したらヒット件数がゼロでした。…

旧日記から再録

図書館行ってました。

カレイドスターのメモ

特に考察をぶつつもりは無いので、自分鑑賞用の簡単なメモ(妄想)です。 カレイドステージ……子供番組枠 カロス……子供番組のプロデューサー レイラ……過去の子供番組の大演出家(第二期から映画界へ引退) そら……レイラの後継演出家(第二期からは監督を目指…

IQ

テレビ番組でIQテストをやってみました。 結果は 131でした。 役に立たない数値だっていうのは解った上でですが……。

ギャルゲーから移行する、ヒロインへの感情移入の仕方の推移

『電撃G'sマガジン』などを眺めていて思うこと。 やはり、「ギャルゲーの気持ち悪さ、居心地の悪さ」というのは確実にあって、生粋のギャルゲーマーではないぼくは、それを避ける傾向にあります。 ギャルゲーのヒロインが萌えに特化されたキャラクターである…

『キル・ビル Vol.1』

京都に帰郷中だった速水さんに誘われて観に行ってきました。ツレはHARD-WIREDさん。 悪趣味だなあああ。何が悪趣味かっていうと、観た人間を「俺はこの映画をここまで楽しむことができるぜ」っていう、ナード自慢のチキンレースに誘うように作られているとこ…

『GUNSLINGER GIRL』第5話

とりあえず、こないだの予想は全部当たり。今回はクラエスの過去話で、次回はジェラート話ですから、やはりエルザ話は削られるみたいです。 「条件付け」による感情への影響も「命令」以上ではなく、自然な交流の結果としてラバロとクラエスの関係が描かれて…

『GUNSLINGER GIRL』第4話

結論から書きますと、どうもこのスタッフは「条件付けによる愛情」という設定を描かずに通すみたいですね。4話を見て解ったことですが。 アニメ版の公社が行う条件付けっていうのは、一般で言うところの「洗脳」と同義で、なんと少女に恋愛感情を喚起させた…

『GUNSLINGER GIRL』第3話

実はそれほど注目してるわけじゃない(単体のアニメとしてはR.O.D.の方が好き)んですが、一応観てます。 今回は原作通りのリコ話。1、2話の時と同タイプのアレンジ演出が行われていて、予想通り、期待通りと言いますか。オリジナルシーンのヴァイオ…

『GUNSLINGER GIRL』第2話

まぁ、だいたい予想通りの出来。原作のストーリーをスタッフなりの解釈で料理しますよ、という姿勢が伝わってきて好感は持てます。トリエラ話やクラエス話をどう料理するかが楽しみです。 ガンスリのアニメに関してはチャットで結城さんとかなり争ったんです…

『GUNSLINGER GIRL』第1話

薫さんとこのコメント欄に出張してたんですが、一応こっちでも1話目の感想。 ヘンリエッタが怖いですね。というか、わざとらしく「無表情な少女兵士アーキタイプ」として描かれていて、むしろ気持ち悪さを前面に出している感じ。意識的に原作のほのぼの感が…

昨日のつづき

岡田斗司夫氏の裏表の使い分けっていうのは、さんざんマスコミ相手に「みんなオタクになりましょう。オタクはカッコいいんですよ」、とか、「今は国民全員が何かのオタクになっちゃって、もう普通の人っていうのは居ないんですよね」とか言いつつ、ラジオ番…

岡田斗司夫について

岡田斗司夫は結構好きなんですよ。 唯一許せなかったのは、オタアミの連中にひっぱられてエヴァをバッシングした頃くらい。それも本人が後で「エヴァに関してはもう、どうと言うつもりもない」みたいなことを言ってしまうような、裏表の使い分けっぷりも嫌い…

シェア・ハイト『なぜ女は女が嫌いなのか』(ISBN:4396650183) と、マリみて

以前、こういう反応(おどりこ)をいただいたんですが、その理解は正解に近い、と思います(というか、ぼくはこの問題をそこまで考えてなかったんですが)。 他人に対する愛情が物語を持ったのが恋愛で、男性が男性に対して抱く愛情が転化したのが友情、とい…

『座頭市』

阪神が優勝した日に観てきました。 ぼくは結構好きです。最近観た映画の中では「HERO>座頭市>フルスロットル」くらいの位置でしょうか(微妙な作品セレクトですが)。 北野武がエンターテイメント指向の映画で売れたのはこれが初めてですよね。本人はハナ…

以前のマリみて考察が書きかけの途中ですが、ちょっと思いついたことがあったのでそれをひとつ

少年漫画でも映画でもなんでもいいんですが。やおい女性が「男と男の友情モノ」の中に恋愛性を見てしまうのは、当然ながら「作者の隠れた意図」でも「隠された構造」でもなく、読者の一方的な「読み替え」に他ならないわけです。 それに対して、男性読者が「…

赤松健『魔法先生ネギま!』25時間目

魔法対決のシーンはTRPGの戦闘っぽくて面白かったですね。 イニシアチブ順(イニシアチブ値は変動制かな?)に宣言、「宣言=呪文の数値的な内容」なので、「競り」の要素がキーになってくる。 キャラクター達も(直接描かれてない部分で)そういう「システ…

マリみて考察

小説シリーズ「マリア様がみてる」(以下「マリみて」)の考察です。 と言っても、せいぜい現状の捉え直しが目的なので、パッパと片づけていきたい。 1.新しいソロリティ 世に「マリみてブーム」は興っても「百合ブーム」は来ていません。*1それは「マリみ…