この夏の暑さをハッカ油で乗り切ろう
今は6月21日。今年の7月も押し迫ってきました。
毎年、夏の暑さには苦労させられているのですが、今年から注目しているのが「ハッカ油」による暑さ対策です。
当方もこのハッカ油システムを導入することで、かなり暑さの苦しみを回避できており、今のところ冷房機器を導入しない生活を送ることができています。
今回はその効果・用法の紹介をしたいと思います。
「ハッカ」とは英語でいう「ミント」のことで、そのハッカの成分を含有させたオイルがハッカ油です。
ミントをオイルに漬け込んで自家製することもできるようですが、そんなにお高いものでもないので、既成品で充分でしょう。
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効果
これを一滴から数滴、肌に塗ったり、お風呂に垂らしてから浸かったりすることで清涼感を得ることができます。
原理としては、ハッカの成分が「皮膚の表面にある冷たさを感じる細胞」を刺激するというもので、それにより「脳に涼しいと錯覚させる」という、ドラッグじみた効果があります。
メンソール煙草を吸うと、口の中がスースーして感じますが、実はそのスースーもハッカ油と同じ成分による効果です。
注意点
注意が必要なのは、あくまで感覚細胞の「錯覚」でしかないため、涼しくても「実際の体温が下がることはない」という点。
炎天下なら熱中症の危険は避けられませんし、発汗も当然あるので、こまめに水分補給をしたり、手足を冷水で冷やしたりするような対処は自己判断で行いましょう。
次に、用量の注意点。これは身体に塗る場合、一滴から数滴で十分です。
よく「ハッカ油の塗り過ぎで凍えそうになった」という経験談も聞きますが、全身に大量に塗ったりしないかぎり大丈夫だと思います(個人差はあると思いますが……)。
お風呂に垂らして入るときも、数滴で充分でしょう。
塗る場所
そこで実際の使用法ですが、自分のやり方をざっくりと説明します。
まず、ハッカ油を塗る場所を決めます。
当然、「暑さを感じやすい箇所」を探して、そこに塗ることになります。
血管が表面に集中して赤くなっているところや、もともと「放熱板」の役割をしている箇所を探すといいでしょう。
- 耳の肉、耳の裏(耳にはもともと放熱板の役割があって、暑くなると赤くなりやすい場所です)
- 首の裏、もしくは首全体
- 額、頬
- 肩
- 下腹部、胸、鎖骨あたり
- 肘関節の内側(血管が集中しているところ)
- その他、赤くなってたり熱を感じているところ
さらに、座り仕事などをしていると、椅子と身体が接している部分に熱がこもりやすくなるため、そういう背中や腰の部分に塗っておくといいでしょう。
ただしもちろん、皮膚が薄くてデリケートな部分には塗らないように気をつけましょう。
ハッカは虫刺されにも効果があるようなので、ついでに刺され跡に塗っておいてもいいでしょう。
塗り方
これは自分のやり方ですが、まず洗面台に立って、塗ろうと思った肌の部分を手で濡らします。
汗や汚れを、簡単にぬぐってからのほうが清潔ですし効きやすくなると思われます。
次に、濡れ手にハッカ油を一滴垂らします。勢いで三滴くらい垂らしてしまうかもしれませんが、別にそのくらいは大丈夫です。
両手を合わせてそのハッカ油を軽く伸ばしたら、塗りたい場所に直接塗布していきます。
これで終わりです。
ハッカ油の塗布には、濡れタオルやスプレーを使うというやり方もあるようですが、手で直接塗っても問題はないようです。
おそらく皮膚が厚いせいだと思いますが……、「ハッカ油を塗る手」の側にハッカ油をどれだけ垂らしても、その後で手のひらがめちゃくちゃ冷たくなる、ということも別にありませんでした。
注意点
猫には、アロマオイルなどの精油が有害とされることがありますが、ハッカ油も注意したほうがよいそうです。飼い猫のいる家庭では、ご自身でよく調べた上での利用をお勧めします。
報告は以上です。
というわけでハッカ油はいいぞ。
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