つだみきよ『プリンセス・プリンセス』3巻(ISBN:4403617441)(→2巻の感想へ)
うーん、面白い。
やっぱりこの漫画は「男マリみて」だよなあ、と確信を深めたり。
元々マリみてファンと親和性が高いだろうなと直感して、地味に布教活動を続けていたりしてたんですが、Angel Heart Clubさんが推薦していたりしました。協賛させてください。*1
男性読者はフツーに一般生徒や亨・実琴の視点を使って読んでいると思います。あと、つださんの「己のことをわかっていなさっぷり」は秋良なみだと思います(実琴は脇じゃなくて準主人公でしょう……)。色々責めたくなる影木さんの気持ちも解ります。作者萌え(またか)。
2巻では完全にDQN扱いだった妹のさやかが、女性読者の代弁者に転化しちゃってるのは面白い。
生徒会長はかっこいいなあ。なんとなく脳内CVは関俊彦。名田庄先輩は1巻の頃から草尾毅の声でしか読めなくなってるのが謎です。
*1:いや、悟りはどーでもいいんだけど
『ヒットをねらえ!』第1話「そんなー!」
m.o.e.レーベルの作品は杉の木工房さんが妙に絶賛していて気になっていたんですが観たことなくて、じゃあ能登麻美子が出てるし(わかりやすい動機)『ヒットをねらえ!』でも観てみるかー、……と鑑賞。
あ、これは面白い。まず画面づくりが気持ちいい。カメラが動いたりカットがコロコロ変わったり。人物を「動画」させなくてもアニメ的に動かすことは充分にできる、といういい見本ですな。ノリは初期のガイナックスっぽいというか、『続・おたくのビデオ』(絵コンテが樋口真嗣の方)を思い出しました。
うん、これは萌えに頼ってなんかいなくて、面白い話を作ろうとしているのが伝わってきますね。観続けようかな。
サービスシーンも、想像していたよりはいやらしくなくて良かった。
↓のは
極論ですので、そういう意見(あくまで「極論」の)もあるのだ、程度に受け取っていただければいいと思います。
別の意見があるなら意見していただいて結構ですし、逆に無関心であっても追求はいたしません。
ところで自分で自分の種明かしをしてしまうと、こういう追記で「極論ですので〜」等と取り繕ったところで「他人様のサイトの運営スタイルに苦言した」という表象の部分は変わらないわけですし、しっかり文中で唐沢氏に対する「人格批判」を平然と行っている、という内的矛盾を犯していたりもします。つまり自分で「悪い例」を演じちゃっている。
こういう風に「悪い例」を書いてしまうのは、やはりぼくが「文章のアマチュア」だからだと思うのですが。*1
で、なんだかんだ言って、ネットという世界はその「悪い例」を受け入れる(素通りさせる)場所なのだなぁ、と。まぁ詮無い話ですが。
*1:プロ/アマで区別するのは良くないか? まぁ、「完璧な文章を書ける人」なんてのは居ないんだ、ってことで
昨日の続き
何もそこまで言わんでも、と訝しんだ人もきっと多かったろうと思うが、もう一度書いておきたい。
いかに各々のテキストサイトの管理人が「A氏」に対する価値判断を唐沢氏の言葉に惑わされずに自ら下しており、また自分なりの意見を明示していたとしても、そこに唐沢氏の文章を引っ張ってくることで氏の思惑に巻き込まれ、荷担させられてしまっていることには違いが無い。このことには気付いていて欲しいのである。
いや、どれだけ書き手が自覚的であろうと、昨日の注釈でも書いたように「テクストというものは、本人の意向をどうチラつかせようが表象に書かれている言葉を変化させない」のだから、やはり唐沢氏のA氏批判の「伝搬」に手を貸してしまっていることになると思う。
こういう意見はパラノイアックな陰謀論に受け取られてしまうかもしれないが、じじつテキストサイトというものはそういった責任意識をもって運営されることが望ましい筈だ。
第一、ただ人の人格を貶め続けることにメリットがあるのか、と思うのだ。*1
単なるテキストサイトに書かれていることならダメージも最小限に留められるだろうが、ここにきて唐沢氏はプロのライターだ。それなりに因縁や禍根もある。もし本当にA氏がすさみきって潰されてしまったとして(こういう仮定を想像すること自体、まぁ失礼な話なのだが)、ぼく達は「ざまあみやがれ」とでも言って満足して終わるのだろうか。それこそ、A氏が持っていた権威や客層(……があるかどうかはともかく)をごっそり横取りされて終わりなのではないだろうか。
どうもそういうことがあまり考えられていないような気がして、ぼくは不安になってしまったのだが。*2