寄稿のお知らせ/『マンガ論争10』とアニメルカ特別号『反=アニメ批評 2011-2013 sellection』
冬コミ直前の告知になります。
まずはミニコミ誌『マンガ論争』の新刊がコミケで先行発売されるとのことですが、その第10号で泉がリレー批評のコーナーを担当させていただきました。
さらに3回目を迎えた「批評の森」は泉信行さんが登場。なんと本棚からマンガの需要に切り込む意欲的な評論だ。
マンガ論争10はちゃんとコミケで発売されますので | マンガ論争Plus
よろしくお願いします。
また、コミケとは直接関係ないのですが、いつもお世話になっている『アニメルカ』編集部が試作的に電子書籍を発行されています。
泉信行さんの『おおかみこども』論は、宮崎、高畑の新作が公開された今だからこそ読まれるべき細田守論。また「観察者」論も『かぐや姫の物語』を観たあとに読むことで見え方がまた変わる論考と思います。 https://t.co/Of6K2RkIR8
— 高瀬司@アニメルカ/マンガルカ (@ill_critique) 2013, 12月 20
絶版中のバックナンバーから選り抜きで原稿を再録した電子書籍になっています。同人誌版の『アニメルカ』は1冊1000円以上と割高(同人誌としては適正価格ですが)なので、1論考あたり100円未満のコストで読めるこの電子書籍版はまぁまぁお得なんじゃないでしょうか。
泉は以下の2本を再録していただいています。
「おおかみこどもと駿と勲」の発表後のタイミングで『かぐや姫の物語』の公開も発表されたわけなんですが、その後、細田守が高畑勲について語るインタビューが生じたり、高畑勲がアニメの絵について語る機会が生じたりもしてまして、それらと併せて読んでいただけるとなおよいかもしれません。
スケッチを見たときに、それを本物と思う人はいませんが、スケッチから透けて見えるのはその裏側にある本物で、そういうことをアニメーションで打ち出されたのがバック氏です。そのようにスケッチでは、周りに色々なものがあるけれども自分の描きたいものや見せたいものだけを抽出して描くという手法を、自分たちの商業的な娯楽アニメーションの世界でも使って、新しい表現が開けるのではないかと思ったわけです。
http://bit.ly/1a9Dya9