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『舞-HiME』第2話

 人には好みというのがあって、この作品のジャンルはおそらく好みじゃない、ということを最初に断っておきます。


 これは基本的にマイナー漫画誌ライトノベル群によくある学園アクションであって──更に言えば70年代の昔から「学園伝奇モノ」というジャンルがあって、それが少年誌やマニア向け漫画誌なんかを経て変化してきたジャンルなのだけど──、それを今アニメにして動かすこと、に新しさや面白さ、というものを感じることができません。
 非常に乱暴な言い方をすると、90年代のOVA作品をTVで放送するのとどう違うのか、というのが良く解りません。ベタを狙っているにしても(キャスティングなんかは全体的にベタですが)そこまでベタベタじゃないし尖った表現も選んでいないしで評価ポイントを定めにくい作品です。このジャンル自体が好きなら別でしょうが。
 導入的な第1話に対して第2話はキャラクター紹介にあたるのですが、とりあえず好きになれるキャラやガジェットが存在しなかったという意味で「好みじゃない」に繋がります。インパクトがどうにも。
 つまる所、キャッチが弱いんじゃないかなあ。最もキャッチーだったのが次回予告で、キャラのかけあいがエロかった、くらいでした。


 1、2話の評価はこんな所で。今後面白くなる可能性はあるとは思います。