中村ゆうひ『週刊少年ガール』1巻書影出る!
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今月の17日発売ですが、『週刊少年ガール』1巻の書影がとうとう出てましたね。
『マガジンSPECIAL』で毎号楽しみにしている連載であり、単行本が出てからは話題になるであろう期待作です。
一話試し読みはこちら。
一話完結のオムニバス連載なので、今発売のマガスペからでも読めます。
ジャケだけでは想像しにくいでしょうし、どんな作品かというと……。漫画作品を他の漫画に喩えるのもなんか言葉足らずな気がするんですが、自分がよく言うのは「九井諒子の少年誌版みたいな漫画」という紹介の仕方です。
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特に『ひきだしにテラリウム』を面白い、と感じた人には薦めやすいと思います。漫画らしい表現を用いた、ちょっと不思議なショートショート。その学園ラブコメ版、みたいな。
だから伊藤剛さんがかつて提唱していた、「ニューウェイヴ・オブ・ニューウェイブ」の先端に数えることもできるかもしれません(当の伊藤さんがどう分類するかはともかく)。
昨年あたりから、1970〜80年代に起きたマンガ表現上の革新「ニューウエーブ・コミック」の再来というべき動きが目立った。かつてと同様、新人による同時多発的なものだ。西村ツチカ、ふみふみこ、市川春子らの名があがるが、(1)の九井諒子を推したい。
asahi.com(朝日新聞社):〈回顧2011〉サブカルチャー - 文化トピックス - 文化
さておき、今年話題になってほしい作品のひとつです。騙されたつもりでぜひ、読んでみてください。