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『ふたりはプリキュア』第4話

 試練2回目。
 いまひとつ盛り上がりに欠ける展開と演出なのですが、なぜ盛り上がらないのか理由を考えてみる必要はありそう。
 多分、展開ひとつひとつの必然性を「絵」できちんと説明しきれてないからかな。後半になるほど考えオチが増えてきますし。「?」な感じ。
 変身シーンもまだ「仕方なく変身している」段階であって、そこに至るシークエンスにカタルシスを含めることができません(「いくぞ!」「応!」ってやつね)。逆にカタルシスが無いからこそ、その「仕方ない」と思っているであろう本人のリアクションを入れて欲しい所ですけど。第1話にあったような、なぎさの「自分ツッコミ変身」を使い捨てのネタにするのは非常に勿体無い。ああいう一歩引いた視点を挟むことで、ふたりの「戦い」に対する温度差をうまく表現できると思うんですが。
 ……するとそうか、日常パートと戦闘パート(シリーズ構成と各話の戦闘、と言い換えてもいい)の演出論がうまく一致してないのが盛り上がらない原因か。
 日常パートではふたりの考え方/スタンスの違いなんかを割と丁寧に反復してるんですが、戦闘に入っちゃうと、どっちが黒でどっちが白でもいいような戦い方になっちゃっている。その点を描き分けていた第1話と第2話は面白かったのだなあと。
 よし、原因が解ればあとは脳内補完だ!*1


 ストーリー的には、なぎさにちゃんとクラスメイトの人望があったことが判明しました。よし美先生は一応そこらへんを信頼して委員に選んでたんでしょうか。

*1:なぎさ姫はかなり恥ずかしい思いをしながら変身したり戦ったりしてます。ほのか様は相変わらずノリノリ