HOME : リクィド・ファイア
 移行後のはてなブログ:izumino’s note

「ボクは彼を笑わない……!」/今週のマガジンの「面白かったもの五つ」

週刊少年マガジン 52号

※掲載順(ツバサは休載)

 『FAIRY TAIL』も良かったしアベレージの高い週でした。
 今週の花形は、読んでいてちょっと泣きそうになるくらい感動。村上よしゆきはどこからこんなキャラの描き方を覚えたんでしょうか。個人的には、まるで初期のワンピを読み返しているような気分です。
 天然・天才型のリーダー像としては、マガジンの中で花形とネギは対比させながら読むと面白いです。でも二人の性格が違うというより、「年齢の差」かもしれませんね、これは(花形も高校入るまでは煮え切らないヤツだったわけで)。


 リーダーとしてのネギは、天然で凄いことをサラッとやれてしまえるまでに成長した「高いリーダーの素質を持つ」という強さのレイヤーと、その成長の早さに振り回されている「能力の高さに心が追いついていない」という弱さのレイヤーの二層を同時に抱えていて、その齟齬を埋める為の試練のひとつがこの魔法界における「パーティ再構築」というイベントなのだろう、という見立てで続きに期待しています。今の拳闘士大会なんてまさにそんな感じ。
 あと、身をもって「魔法使い&従者」タイプと「魔法剣士&戦士」タイプの、「実際の在り方」を描いて見せているのも、魔法バトル世界観の再構築を律儀に行っていて面白いですね。


 もうしま、別フレの星野さんが妙にキュート。西本英雄は、実在の人物(※芸能人ではなく)を可愛く表現するのが地味に上手いと思います。