プログラマブルゲームパッドのすすめ
一ヵ月半近く、ゲームパッドをプログラマブルキーボード化する小技をチコチコと研究していたのですが、だいぶ形になってきたので自分で仕様をまとめてみたいと思います。
使用しているハードはPlayStationのアナログスティック付きコントローラーで、ELECOMのUSBコンバーターで繋いで接続しています。
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一番押しやすい上側の肩ボタン、上側の四ボタン、スタート/セレクトボタン、下側の十字ボタンに重要な操作を集中させ、入力はほぼ親指と人差指で済ませます。
実現したい操作は、大きくカテゴリ分けできるので、ボタン位置もそのカテゴリに対応するように集めます。
- 単キー(ctrl、shift、Alt、Enter、Tab、Esc、Windowsボタン、十字キー)
- 文字入力支援(Space、半角/全角、F9、F10、ctrl+BackSpace)
- コピー/切り取り/貼り付け(ctrl+c、ctrl+x、ctrl+v)
- テキスト&ファイル操作(Delete、F2、F3、F4、ctrl+z、ctrl+s)
- ナビゲーション(PgUp、PgDn、Home、End、戻る、進む、次のタブ、前のタブ)
- 以上のボタンの組み合わせでできる操作(タブを閉じる、ウィンドウを閉じる、タスク切り替え、ファイルのプロパティを開く、IMEの変更)
上側の肩ボタン
- R1:右ctrl
- R2:左Shift, 右Shift
あらゆる操作で活躍するctrlキーとShiftキー。人差し指で押します。
なぜ右ctrlかというと、メインのキーボードが(コンパクトタイプなので)右側にctrlキーが存在しないから。
Shiftが、左右両方入力する設定になっているのは、そうしないと「Shiftを押しながら十字キーでテキスト選択をする」という機能が使えないみたいだからです(理由は謎)。
○△□×ボタンとスタート/セレクトボタン
- ○:半角/全角(長押しでDeleteに変化)
- △:ctrl+c(長押しでctrl+xに変化)
- □:ctrl+v(長押しでF9に変化)
- ×:Space(長押しでF10に変化)
- スタート:Enter(長押しでF3に変化)
- セレクト:Tab(長押しでEscに変化)
文字入力やフォーム操作、ファイル操作などで使うキー(特にコピペ)を集中させています。
コントローラーの持ち方によって、人差し指で押したり親指で押したり。
文字入力中の「変換、候補選択、全角英数変換、半角英数変換、確定」を全てここで行えるという贅沢仕様。
また、ここに後述するF2があればファイルのリネーム作業などが非常に快適になります。
右アナログスティック
十字キーはファイル選択やページ送り、テキスト選択などにも使えるように。
地味な話ですが、このスティックとスタートボタン(Enter)だけで「窓ボタンを開く→Windows終了」が操作できるのが楽です(おうちゃくしすぎですかね……)。
十字ボタンと左アナログスティック
- (この持ち方から見て)上ボタン:PgUp(長押しでHomeに変化)
- (この持ち方から見て)下ボタン:PgDn(長押しでEndに変化)
- (この持ち方から見て)左ボタン:Alt+←
- (この持ち方から見て)右ボタン:Alt+→
- スティック上:Alt
- スティック下:F2(長押しでctrl+BackSpaceに変化)
- スティック左:ctrl+Shift+Tab
- スティック右:ctrl+Tab
- スティック押下:F4
「戻る/進む」や「前のタブ/次のタブ」など、直観的に行えるブラウザ操作を集中させています。
スティックを押しこむとF4になるのは、Altやctrlと組み合わせることで「ウインドウを閉じる」と「タブを閉じる」を両方行えるからです(アナログスティックを上からぐるっと回すと「タスク切り替え」の入力を兼ねるという裏技も有り)。
スティック下のF2(ファイルの名前を変更)やctrl+BackSpace (文字入力の確定キャンセル)は、上側に集中しているキーの補助用ですね。
下側の肩ボタン
- L1:ctrl+z
- L2:ctrl+s
「元に戻す」と「保存」のショートカットですが、いつも出番があるショートカットではないのでここに配置しています。
親指で押したり、たまには小指で押すことも。
というわけで、割り当てたキーは以上です。
いや、我ながら凝り性ですね、これ。「もっと使いやすくできないか……?」とまだ悩んでるくらいなんですけど。