赤松健『魔法先生ネギま!』の読み方(4時間目)
ローカル漫画夜話『魔法先生ネギま!』
やってきました。予定が遙かに延長され、合計収録時間*1は、おそらく30時間を下らないボリュームになったと思います。
全部で五次会くらいになりまして、
- 一次会:参加者5人 ほぼ7時間
- 二次会:参加者3人 ほぼ2時間
- 三次会:参加者2人 泊まりこみなので20時間近い
- 四次会:参加者3人 ほぼ3時間
- 五次会:参加者2人 ほぼ1時間
という感じで、ネギまのミーハーなキャラ語り・ストーリー語りから『A・Iが止まらない!』『ラブひな』『魔法先生ネギま!』の各論、作家論、周辺論へと至ります。現時点でぼくが語れることはかなり絞り尽くしたし、参加者の皆さんから聞くべきことはかなり語ってもらうことができたと思います。特に、最大の功労者であった結城忍(id:y_shinobu)さんに感謝を。彼が二・三次会に持ち込んできた長編論考、<少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:「AI止ま」から「ネギま」まで>は、赤松作品を批評する上で基盤となる部分を確実に整えてくれる、漫画論の「地ならし」として共有されうるものだったと思います。これだけでもトータル5時間、いやそれ以上はあったのではないでしょうか。
また、突発的にコンタクトを取って四・五次会に召還してしまった箕崎准(id:misaki)さん、初対面なのに色々オフレコな情報やブツを提供して頂いてありがとうございました。
議事録
- 各キャラ人気投票&キャラ語り
- 茶々丸×ネギ戦(単行本3巻)における「少年漫画としてのミス」
- 「協力型少年漫画」:ネギまと史上最強の弟子 ケンイチ
- 克・亜樹の大きな影響
- 確認できる絵柄吸収の変遷(江川達也、F&C、貞本義行、本田雄、中村嘉宏、高野真之、綾永らん etc)
- 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:「AI止ま」編
- 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:「ラブひな」編
- 少年漫画という視点から見た赤松作品の変遷:「ネギま」編
- ギャルゲー史から見た赤松作品の変遷
- 『ラブひな』エピローグの直前に見られる周到な予防線
- 漫画家かプロデューサーか
- 赤松スタジオ論
- 一般層への志向
- 天才、秀才論/ノーマル、ニュータイプ、強化人間論
- メジャー誌の掲載作品は「売れた」以外のどんな評価がされるべきか
- マガジンに二度空けられた風穴
- 漫画的バックボーン
- ファン視点の商品展開
- 妄想:『陸上防衛隊まおちゃん』はなんだったのか
- 妄想:「リスクの分散」とは
- 職人的なバランス感覚
- パソ通時代のコミュニティのこと
- 同人誌を眺めて
- なぜ赤松健という人物に惹かれるのか
- 補:IROHINAバージョンって正直なんだったのか
全部を記事にするわけではないんですが、覚え書きレベルに。
後半にいくほど内容のオフレコ度が上がってる気がします。憶測や妄想も多いし、理解してもらえる友達相手にしか語りたくねえ、みたいな話。