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『サムライチャンプルー』第8話「唯我独尊」

 またつまらなくなった。
 第5話で石塚運昇を起用したのと同様、山寺宏一先生を呼んでまたビバップ風味にしてみましたな話。今回はプロット的面白さも無く、ギャグ調ということで、ビバップのアンディ編を連想しますな。
 ただ、やはりビバップではスペースオペラやハードボイルドというジャンル形式が全体のイメージを牽引していたのに対して、チャンプルーは時代劇やロードムービー*1という形式の力が弱すぎて、なんとも退屈な世界にしてしまっている。とにかく形式に対する踏み込みが浅すぎる。
 B級ノリねぇ……うーん、わざとやってるバカはバカじゃないしなあ。庵野さん風に言えばパンツ履いたままストリップするなってことですよ。脱ぐならパンツまで脱ぎなさいよと。
 ジンのキャラは立ってきたし、フウとの微妙な関係に萌えたりもするんですが、作品の雰囲気がこうも悪いとキャラ萌え的な期待感も湧かないわけで。


 絵コンテは米たにヨシトモ鈴木卓也・竜也の兄弟の名前を見つけた時から気になってたんですが、ガオガイガー組の人達が入ってるんですね。米たには確かにうまいんですが、ドラマと無関係にハデな演出を多用する演出家なので、あまり好みではないです。

*1:もう何度もこの言葉を使ってるけど、このスタッフにとってのロードムービーっていうのはギャグで言ってるんだろうか?