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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

サムライチャンプルーの3、4話(「以心伝心」の前後編)

 お話も退屈だしテーマも陳腐だし時代劇を観てんだが西部劇を観てんだか現代マフィアものを観てんだか良くわかんないノリ(これはわざとミックスさせてるんだろうけど、雰囲気を変にさせてるだけでドラマ性の向上には関与してない)だしで、いくらでも文句は言えるんですが、ラストで観客を突き放したような投げっぱなしで終わらせる所で凄く「嫌な気分」を感じて、ああこれはなんかいいかもな、と思ってしまいましたよ。こういうスッカラカンなオチも気持ちいいといえば気持ちいい。
 これが計算して作った異化効果による「嫌な気分」だとしたら、期待してもいいかもしれない(単なるつまんなさによる可能性もまだあるけど)。
 とりあえず絵と音楽はマッチしてきているし、ロード・ムービーっぽさも(一応)出てきているので、後はどれだけ全体の雰囲気を構築できるか、かなあ。