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『特捜戦隊デカレンジャー』第29話「ミラー・リヴェンジャー」

 泣けましたね。
 バンのテツに対する「信頼」をキーワードにしつつ、テツの成長をしっかり描いている。テツはここまでの5話分ですっかり弱体化して引き立て役・いじられ役に徹していた(徹せさせられていた)だけに、画面のド真ん中に立った時のカタルシスがなんとも大きいです。テツの自立と役者・吉田友一の自立がそのまんまシンクロして伝わってくるから泣けるんだよなー。逆の目で見れば、「先輩」としてのデカレンジャー5人をおっきく見えるように描いてきたからこそ、彼らの信頼が説得力を持つということでもあります。うーん……誠実過ぎるストーリーテリングだ。こんな誠実なドラマはそうそう無いですよ。
 デカブレイクの空手/カンフー混在アクションも見せ方がキレイになっててカッコイイ。とりあえず弓歩で構えれば中国武術っぽく見えますね。*1それにしてもジャンピングチョップを使うデカブレイク仮面ライダーを意識してるんですかね、やっぱり。そして拳一発でデリート可能な強さに燃え。
 「クリスト星人ファーリー」のクリスト星の設定を今回にひっぱってきたのも良かったですね。一話完結シリーズに見せかけて、裏できっちり連続している世界観! スキが無いなあ。

*1:いや、多分空手の中にも弓歩で打つ技があるんだろうけど