HOME : リクィド・ファイア
 移行後のはてなブログ:izumino’s note

『特捜戦隊デカレンジャー』第23話「ブレイブ・エモーション」

 面白い番組だから、という前提でちょっと評価基準厳しめで書きますよ。
 やっぱりニューフェイスの芝居やアクションがまだ画面になじんでないですね。
 デカマスターの洗練されたチャンバラが決まり切っていただけに、デカブレイクのカンフーは流石に見劣りしますな。ユエン・ウーピン的なアクションを狙ってるんだろうけど結局空手(日本拳法)になっちゃってるというか(グラウンドのダンスを中国武術っぽく見せている所は良かった)。
 テツ役の人は確かに演技がうまくは無いんですが、テツを反射鏡として「先輩としてのバン」や「大人の女性としてのスワン」が輝かせられることが期待できる配役でしょう。
 大根役者をいかにして人間関係の中でキャラを立て、その役割(ロール)を活かしてやるか。それが子供番組としての「特撮」の醍醐味なわけですから。*1
 次回はまたオーソドックスな刑事ドラマ(ネゴシエイトもの)に戻るみたいで、その活かされ方をみるのが楽しみです。

  • 追記

 スワンさんは本当に素晴らしいなあ。「不可能だったことができるようになるのよ」。ああ! これだけ台詞に説得力を与えられる人物がそう居るものだろうか。スワンさん抜きでデカレンジャーは到底成り立たない。8人目の戦士と呼びたいくらい。

*1:この醍醐味をまったく意識できていないのがブレイドの敗因なのだが