山田風太郎『野ざらし忍法帖』
すっげー久しぶりに読む時代小説、にして山田風太郎初体験になる一冊。
まぁ話には聞いていましたが、いかに山風の作風がエログロナンセンスなのかは良く解りました。
一本目の「忍者車兵五郎」が面白かったですね。対称的(文字通り対称的なんだこれが)な技同士の対決が美しくて。この巻にまとめられている話の舞台は戦国時代ではなく江戸時代の後期──泰平の世の中がメインになっているので、そんなに派手な忍法対決は無かったです。戦闘系よりも搦め手系の技が多い様子。
次は『姦の忍法帖』を読む予定です。
野ざらし忍法帖―山田風太郎忍法帖短篇全集〈2〉 (ちくま文庫)
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/05
- メディア: 文庫
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