『ふたりはプリキュア』第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」
完成度の高い回で、脳内補完する必要が無かったのが少し寂しかったくらい。
脚本的には満足でしたが、五十嵐卓哉による演出が「どれみ」らしすぎて、少し作品のカラーを崩しているのでないかと思いました。
影や光線効果を多用した画面づくりは、子供心にも「なんか今日はただごとじゃない話みたいだぞ」と思わせるものだったでしょうが。いかにも「大人の観賞にも堪えます」的な飽きさせないコンテ割、シリアスとコミカルの同居、妙に大人びた友人達の言動……とかを見ると、それはやはり「どれみ」なのでは? と、少し残念な気分にも。
まぁ、各スタッフの個性が持ち寄られるのも、こういうシリーズ作品の味かな。「五十嵐回」にひけを取らない、個性的な回を今後に期待します、と、エール。
シリーズ構成の全貌が、まだ全然見えてこないのも楽しみのうちですね。*1
しかし、ほのかの日記がレポート調なのに対して、なぎさの日記は殆どポエムでした。こういう細かい所がやはり面白いなあ。
- 追記
今週のプリキュアン感想大賞はあなたです!
次席は同着でこの人とこの人。
- 追記2
38式さんの絵感想が凄い。
何度か繰り返して言ってることですが、ぼくはアニメキャプ系の感想サイトも、それらを感想の参考にする行為もあまり好きではなくて*2、何故かと言えば理由は単純で、動いてないアニメはアニメとして評価できないからです。静止画やワンカットだけのGIF動画を抜き出したとして、それでその作品の何を観たつもりになれるのか、と。*3
能書きが長くなりましたが、こういう、自分の目で観てそのイメージをダイレクトに出力した感想はいいものだなあ、と、そう言いたかっただけなんですけどね。
一介のアニメファンとしていいものを読ませていただきました。ありがとうございます。
- 追記3
makotoさんの感想も同じ理由で凄いなあ。
*1:そもそも、今回のようなエピソードをこんなタイミングで入れること自体、大胆だ。どうテンションを維持していくのだろう
*2:いや、ぶっちゃけて言えば嫌い。そういうのを楽しみにしてる人達には申し訳ないのですが
*3:慣れてくると「静止画から完成したアニメーションを脳内で再生する」能力が身に付いてくるんだろうな、というのも解る。しかし(往年のフィルムブック等と違って)キャプ画像から得られる情報量はあまりにも少なく、原画のクォリティに対する評価に偏りがちで、その「慣れ」自体がアニメーションを観る目を劣化させているのではないかと思う。考えすぎかもしれないが(普通の人はアニメ誌を読むのと同じ感覚で観賞してるんだろうな)