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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

子供番組とごっこ遊び

 昔と今の「仮面ライダーごっこ」にどう変化があるのか、少し興味があります。


 昔のごっこ遊びの場合、「ライダー」は一人しか居ない為、自然と権力のある子供だけがライダー役を担当することになる。ダブルライダー制になってもそれはあまり関係無いでしょう。もちろん権力の無い子供は「戦闘員」をやらされることになると。ここに「ガキ大将」による封建的秩序や、レトロタイプのいじめを見出すこともできる。


 今の多数ライダー制の場合、権力のある子供が優先的に「人気のあるライダー」を選べるというだけで、全員にライダー役が行き渡る公算が高い。敵役が居ないと「ごっこ遊び」が成立しなさそうだが、おっとどっこい平成ライダーはしょっちゅうライダー同士でいがみあっているので大丈夫。ライダー同士の戦闘に勧善懲悪の色は薄いし、大抵決着を付けずに終わるので、行き過ぎた暴力にはならない……のかな? どうなんでしょう。ここに横並び主義や「平等」神話、「団結のできない子供達」という像を発見することもできる。


 うーん、現場だとどういう風に捉えられてるんでしょ。
 まぁそんなことは本当はどうでも良くて、プリキュアごっこをする女の子の実態の方が知りたかったりするわけですが(駄目)。