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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

なんか出口を作りにくい議論なんですが、追記

 逆に、大きな声でこれは萌え作品だと言い切れるジャンル規則があればいい。それが無いっていうことは、単純に弱いジャンルであるということ。多くの萌え作品は、「萌えだけじゃない」のではなく「萌えだけになりきれない」のだと思う。必ず何らかのジャンルに寄生しなければならない、単独では力を持たない要素。


 いや、そもそも「少年漫画と少女漫画の間に漫画としての境界は存在しない」みたいなことを言ったのは誰でしたっけ?
 「少年漫画文法」や「少女漫画文法」は先人漫画家が残した遺産ではあるでしょうが、必ず守らなきゃいけないわけじゃない、あってなきようなものでしかない。そうすると、作品のジャンルというのは結局掲載誌や媒体に拠るということになる。
 じゃあ「オタク作品」? 「素晴らしいオタク作品です」って言うのはかなりの誉め言葉のような気がしますし、「これ、オタクっぽくないんですよ。オタクじゃなくても面白いですよ」って言うのも正しい使い方のような気もします。
 そこに萌えが含まれないケースもあるでしょうが。