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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

TRPGと吸血鬼

 ひとつ「源流探し」に参加することにしますか。


 TRPGプレイヤー的な視点から見ると、吸血鬼というネタはまさしく定番であり、使い古された、厨房好みのする種族の代名詞だったりします。
 プレイヤーが吸血鬼になれるシステムは『VAMPIRE: The Masquerade』、『魔獣の絆』、『トーキョーN◎VA』、『ダブルクロス』、と沢山ありますし、世界にモンスターとして吸血鬼が存在するシステム(ソードワールド等)で「俺、吸血鬼のキャラクターやりたいんだけど。ハァハァ」と言い出す困ったちゃんは昔から居たものです。だからうっかり吸血鬼の魅力が……などと力説すれば、たちまち厨房扱いされることになります(そのくらい吸血鬼は人気がある)。


 もともとTRPG畑出身である奈須きのこ平野耕太が吸血鬼を描いているのも、そこらへんの欲求が関わっているからでしょう。*1
 んで『月姫』や『ヘルシング』が流行ることによって、吸血鬼をやりたがるプレイヤーが再生産されるわけですが……。

*1:それどころか、奈須は吸血鬼を遊べるオリジナルRPGを作ったド厨房である