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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

ファウスト賞と血の交換について、個人的にまとめ

 だいたい言いたいことは↓こちらで言わせていただきました。望月(id:motidukisigeru)さん、お付き合いありがとうございます(こんなコメント欄の使い方をしていいものだろうか……。スミマセンです)。


# izumino 『それより、有力受賞候補作の傾向ならともかく、まず選外に落とされるであろう作品群(編集長が情報リークしてる時点でそうでしょう)の傾向から、なぜ東氏を含む皆さんが何かを読み取ろうとしているのかが不思議です。流行の影響を受けやすい若者大勢が、流行から影響を受けた作品を書いて送った。そう見るのが普通ではないかと。もちろん敢えて普通でない分析をすることの意味もあるでしょうが、そこから何を見出すつもりなんだ、と聞きたいところではあります』

# motidukisigeru 『おっしゃるとおりだと思います<流行に流されやすい若者が 俺の場合は、流行に加えて定番でもある、と思うわけですが。まぁともあれ、反応の多くは、ツッコミだと思います。流行あるいは定番に過ぎないものが集まったことに対し、東氏が、それを何か新しい流れのように主張している。それはヘンじゃろ、という。』

# izumino 『東氏は結局、自分の「りすか論」に利用しやすかったから取り上げただけで、応募作自体に大した興味はないんじゃないの……っていう風にも読めますよ。あの記事は』

# motidukisigeru 『ファウストという雑誌は、講談社ノベルスに新たな層を開拓するためにある広告塔です。具体的には、ちょっと背伸びしたがる電撃あたりの読者向けに「ボクは君たちの味方だよ」オーラを発しまくってるわけです。で、東氏の天然発言は、山科会長の「ワンダースワンピピンの後継機です」並に、そこに水を差してる気がします。まぁ余計なお世話なんですが。』

# izumino 『新しいとか言わずに、「従来からある吸血モノや同性愛モノにはまだ発展の余地がある」っていう言い方だったら説得力があったんですけどね。なぜか「自分が発見しました」的な言い回しをする東氏の文章も問題なんですが、ツッコむ側もそれに振り回されて否定論に回りすぎだなあ、と』

# izumino 『発展の余地があるかないかと言えば、そりゃあるでしょうし。東氏がどのくらい発展性のある考えを隠しているのかは解りませんが』

# motidukisigeru 『あーそうかも<否定論に回りすぎ。俺的には「定番かつ王道」なので、それ自体はプラスでもマイナスでも「遅れて」もいない。izuminoさんのおっしゃるとおり、「普通のこと」だと思います。

 東氏のジャンル感覚もそうなんですが、東氏に過剰反応する人達も「なんか鈍い」なと思っちゃいます。なんで『月姫』は出てくるのに『ヘルシング』や『吸血殲鬼ヴェドゴニア』はなかなか出てこないの? とか、同性愛っていえばマリみてなのかよ! それは視野が狭いでしょう、とか。
 過去の作品や同時代の作品に目を向けるばかりで、発展性の在/不在を検証しようとしないのもなんだかなー、と。*1


 でも「ゼロ個の性」……とかいう話は、そりゃ小谷真理も笑うわなあ、って感じなんですけど。

*1:色々検証した上で「普通」という結論に着地した望月さんはまだいいと思うのですが