サンデー低迷の理由／『ゲームラボ』５月号

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　今月のゲーラボを読む。
　伊藤剛さんの連載記事は、先月から引き続いてサンデーの部数低迷の原因分析。
　サンデーは「反ジャンプ」「反マガジン」の精神を貫きとおして「繊細な良い子のための漫画」を主軸に据えていれば良かったのに、「“アツい漫画”をムリに載せようとして失敗しつづけきた」という見立ては一応通じる理屈なんではないかなと思います。
　そして伊藤剛さんが具体的に（願望も込めて）言うには、『おおきく振りかぶって』はサンデーに連載していてほしかった、と。

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　そういう意味で、今のサンデー編集部には「ウチは藤田組のようなアツい漫画家を輩出した実績のある雑誌なのだ」という妙なプライドがあるのかもしれなくて、いや、それはサンデー的にはおかずの一品であり主食にはなりえないんじゃない？　という。ガッシュみたいな連載を一本用意しておくことは正しかったと思いますけどね。

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• 『大学漫画』で四大誌の編集長インタビュー特集があった時も、部数拡大の戦略を語るジャンプ、ブランドイメージの大事さを語るマガジン、案の定「なんでもアリ」方針なチャンピオン、と、それぞれスタンスがハッキリしている中で、サンデーの編集長だけ「とにかく熱い漫画を！」「連載陣には1.5倍の熱さで描くようにお願いしている」というような……抽象的な話しかしていなかった時なんかも、ちょっと「うーん」と心配してしまったものです