ネタ収集
「はい、エヴァンジェリンちゃんですね」(LK/NIKOPONDO)
ついに弟の時代(ヤマカム)
井上和郎先生は変態漫画家だ、というのはいいのですが、それ自体よりも「マニアックなネタを一般向けに解りやすくフィルターを通して描くことのできる漫画センス」をもっと高く評価していただきたい! ショタ萌え、弟萌えの男性は潜在的にいくらでも存在しているのですから、そんな中で井上センセが特別に変態だなんてことはそんな!(充分ツワモノですが)
『あいこら』のツンデレ・メイドもそうなんですけど、あれは台詞だけ取って見ればVIPスレのコピペでしかないわけで、井上センセが凄いのは、そういったオタクの間だけで流行っている概念を、メジャー向けに通じるエッセンス(=上澄み)を抽出してストーリーに組み込み、読者を納得させるというセンス。これをやってのけるのが難しい。
現在、この「マニアックフィルター能力」の手腕で鎬を削っているのが、井上和郎、畑健二郎、大亜門、旭凛太郎、吉崎観音あたりでしょうか(なんか仲間外れも混ぜてしまった気もしますが深くは語りますまい)。
こういう才能は貴重なのですよ。