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赤松健論更新

 昨日紹介した「ネギま!93話のポイント」ですが、どうもウチのサイトから飛んで読んでる人があんまり居ないみたいです。
 ネタバレ満載なので立ち読み派/購読派の人向けの記事ではありますが、ぼくの書いた文章がそのまんま使用されてる段落もあるくらいですから、赤松健論の読者の方は漏らさず読んで頂きたいです。Taichiroさんの読みやすい文体とも相まって、非常に面白いですから(手前味噌)。
 あと、草の根ファンサイトの人達も遠慮せず広めてやってくださいね。


 というわけで、赤松健論も更新しておきました。
 公認の出張版として(ちょっと偉そう)「ネギま!で遊ぶ」をリンク。リンク先の記事内容と連動して、「クラスメイトのレギュラー化推移表」に「クラスメイトの魔法バレ」をカウントする視点を新たに付け加えてみました。これはTaichiroさんの意見に影響を受けて取り入れたものだったりします。
 この視点はぼく自身にとっても盲点だったので、ちょっと興味深いデータが取れたと思います。これも、いずれTaichiroさんが記事にまとめてくださるかもしれません(その時はまたウチとの共同企画ということで)。
 レギュラー化推移表は毎週更新してますので、定期的にチェックしてくださると良いと思います。

ちなみに、今回の記事に盛り込みそこねたネタなんですが

 赤松さんがご自身の日記(4月24日)

ところで武道会のトーナメント表ですが・・・・あれは、私(赤松)が
サイコロを振って決めたもので、作為的な組み合わせではありません。
で、あれが発表されたときには、(ネギ達のみならず)赤松スタジオの
スタッフまで「え〜っ?!」とドヨめいたものです。(笑)


・・・ただし、あまりにも興味深すぎる”某サブキャラ同士の対戦”が
あったため、そのサブキャラだけ他の位置と入れ替えをしました。
楽しすぎてバトルが長くなりすぎる心配があったからです。(^^;)


武道会自体の基本ストーリーは最初から決まっていますが、途中経過は
かなりワクワクしながら描くことになりそうです。

と述べておられた件について。
 これ、「なんだ、ストーリーを練らずに適当に決めてたのか」って思ってる人が多いんじゃないでしょうか?
 でも赤松さんは割と、ランダムな意外性の要素を作品に取り込むのを好む人ですし、何より、じっくり計算して決めるよりも時間も掛からず(週刊連載っていうのは「無駄な思考に時間をかける」のは厳禁であって、パッと決める所はパッと決めるのが鉄則です)、想定外の面白い展開も生まれやすいわけです。初戦からの龍宮vs古菲とか明日菜vs刹那とか、普通なら思い付かなそうですし。


 むしろ、対戦カードを一箇所入れ替えるだけで期待通りのトーナメント表が完成するという、赤松さんの(いつもながらの)豪運っぷりに呆れる所でしょう。本人も多分、それを自慢したくて(笑)日記のネタにしたんじゃないかなあと思います。「ランダムで決めた筈なのに、こんなにうまくいったぜ」みたいな。


 きっと、運悪くストーリーのプロットと矛盾する結果が出たら、もう一度振り直すか、大幅に手を加えるかのつもりで振ってるんだと思いますよ。「基本ストーリーは最初から決まっています」というコメントがある以上、そうして当然でしょう。
 それに、試合の順番(ブロック分け)は恣意的に入れ替えている可能性が高いでしょうね、流石に。小太郎戦が第一試合でエヴァ戦がトリっていうのは、いくら運が良いとは言っても出来すぎてる気もしますから。


 ……と、ぼくは赤松さんの日記を読む時は短い文章からこれだけのことを深読みしていますよという一例でした。
 赤松さんの日記は、書かれてることを鵜呑みにできないんですよ。どうせ、仕事の片手間に急いで推敲もしないまま書かれた日記なんでしょうし、足りない情報を補いながら読んだ方が、誤解も少なくなると思います。