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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

先週と今週のサンマガ

 『ブリザードアクセル』は花音ちゃん目当てに読んでいます(挨拶)。
 しかしウチみたいに美少年に免疫のあるコアな読者相手ならともかく、少年誌の読者にとっては刺激が強すぎるのでは。絶対変な思春期の目覚め方しますって! でもまぁサンデーには『らんま1/2』もあったし『天使な小生意気』も載ってたわけですけどね。

先週と今週のネギま

 漫画的には特にツッコみ所無し。
 第11巻相当分に突入した後は「読者がクラスメイトの個性を把握していることを前提にして話が進められていく」ことが多くなると思うので、そろそろネギまは「読者を大量に抱えてはいるが新規客にとっては敷居が高い」作品になりつつあるかもしれません(例えば、今週と来週のエピソードは単行本の2巻や7巻の内容を覚えていないと入りにくい話になっている)。
 それでも10巻分未満の分量ですから、ハードルが無茶苦茶高いということもない……レベルかな。

先週と今週のスクラン

 逐一構造分析しながら説明するとマンガ夜話並に長くなっちゃうから割愛しますけど、小林尽の漫画家としての特性が良く出ていて興味深かったと思います。ホントに作者の非・男性的なセンスと少年誌のテイストが絶妙にマッチしながら“本質的には破綻しているんだけど”読んでて面白いという、何とも曰く言い難い漫画。変なことをやってる筈なんだけど、スクランっていう漫画の形式ではこれでもオッケーなんですよね。
 凄く漫画が巧い箇所もあるし、投げ遣りに描いてるとしか思えない箇所もある。小林尽はなかなか計り知れない男です。

最近のエア・ギア

 いつも思ってることなんですが、この漫画の熱量はホント見せかけだけで、すぐにしぼむのですね。
 似たような現象は『トト!』でも起こってるんですけど。見せかけ上のスケールの大きさに対して、そこまで脹らませる膨張力が圧倒的に足りてないんだよなぁという。

最近の神to

 熱量と呼べるモノが薄いのはぶっちゃけこっちもそうなんですけど、神toは逆に「スケールの大きいフリ」を完全に放棄しているからそれは気になりません(誉めてるのやら誉めてないのやら)。
 漫画で「聖刀」なんて言葉、何年ぶりに聞くかなあ(笑)。実はこういうの大好き。ガキ臭くて。
 ……先行きが全然見えてこない漫画ですけどね。無理矢理ジャンル付けすると「伝奇バトル学園ハーレムラブコメ漫画」ですか。これっぽっちもバランスを取ろうとしてない辺りが素敵ですね(※これは誉めてません)。


 オタク向け漫画以外だと、『トッキュー!!』が一番面白いですね、マガジンは。このタイミングで女性キャラが入ってくるのは『め組の大吾』を思い出すわけですけど、「天才型ヒーロー漫画」の大吾と、「協力型友情漫画」のトッキューを比較してみるのも面白いと思います。