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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

今週のサンマガ

 短期集中連載版の『あやかし堂のホウライ』最終話があまりにも素晴らしかったので保存用にサンデー購入。これ以前にサンデー買ったのって、多分10年近く前だなあ(笑)。


 あやかし堂は当然『うしおととら』のフォロワーとして読むべきでしょう。「獣の槍を持ってない潮」が女子小学生のアヤカで「獣の槍を持ったとら」がホウライ、そしてホウライを始めとする脇役達が気持ちよくアヤカに惚れていくという、「妖怪ナンパ紀行」ならぬ「妖怪逆ナンパ絵巻」になっているわけですが、今回のオチで、ホウライの中には白面の者の要素も混ざっていることが発覚しましたね。
 うーん、うしとらの大河的なドラマ構図を圧縮しすぎですよ金田先生! 俺的には超オッケーなんですけど。ホウライに感情移入しまくりでした(※ロリコンだから ←台無し)。

今週のネギま

 これは『らんま1/2』の猫拳の回ですね。こういう、「主人公を抑える」役割をちゃんとメインヒロインに回しているのは素晴らしい。わかってらっしゃる。
 ネギまって漫画の形式的にはマガジン系なんですけど、内容はサンデー系なんだなーということが良く解りますね、最近の展開は。
 ところで巻頭カラーイラストの水着の一部がアニメ版OP準拠のデザインでした。おお、色指定が原作通りだ!(当たり前)
 あと60cmフィギュアはやっぱりデカすぎると思います。

今週のスクラン

 四角関係の左右バランスを丁寧に取ってる回。こうも揺さぶられると、ファンは作者の奴隷状態だろうなぁ。
 八雲は好きなキャラなので通常の五割増しには楽しめました(ちなみに花井と実琴が絡むと二割増しくらいには楽しめる)。

今週の神to

 とにかく表現力が足りない。原作者の考える熱さと漫画家の考える熱さ(ついでに編集者の考える熱さ)がコンフリクトして足を引っ張り合ってる感じがひしひしと。うまく表現すれば熱い展開になってる筈なんですが……。
 高田亮介が週刊連載で苦しんでる感も出てきましたね。新人なのに描き込み系の絵柄ですし、カラーも描かされるわ単行本出るわでネーム練る余裕まるで無さそう。そろそろ月刊に逃げたくなる頃合いでしょうけど、もう少し踏ん張って楽しませてほしい所です。
 あとあかほり先生はそろそろ週刊ペースの構成力を身に付けてください。

今週の「もうしま」

 楽屋ネタはやはり面白い。今は、四大誌の中でマガジンが一番作家性主導の雑誌に変化していると思うんですが、その象徴がこの連載なんでしょう。っていうかどの作家もみんなキャラ立ってるよな。今まで使ってこなかったのが勿体無いリソースだ。


 あと、今は『トッキュー!!』が面白いです。
 特にトッキューの作者(作画の方)は女性らしいんですけど、そのお陰かホモソーシャルな描写に色気というか、艶があっていいですね。読んでてドキドキするというか。腐女子さん的な注目度は高くないんでしょうか、この漫画。
 ……と思ったら結構反応あるな。やっぱり。


 なんか明らかに大暮維人系のアシスタント筋っぽい人がオタク臭い読み切り描いてたり、マガジンはホント誌面がデコボコしてきましたね。