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『魔法先生ネギま!』第1話「I時間目」についてまとめ

 あんまり感想書く気しないなあ(笑)。
 なんか「これは原作とは別物ですよ」というサインには全編溢れまくっていたのでそこは評価できるかもしれません、とか。
 重要と思われる原作との違いを書き出してみると、

  1. 女生徒視点の話である(ネギは主人公というより客体)
  2. 二年生の一学期初日から物語スタート(原作は二年生の三学期の途中から)
  3. クラス替えがあったらしい(っておいおい(笑))

 「原作とは異なる」クラス替えがあった直後のクラスメイト達に、「原作通りの」一致団結した行動を取らせるのはおかしいだろ(笑)。ってのと、アニメで三年生になってからの話はやらないってことなのか、と(笑)。
 それにクラス替えの初日からあやかが「委員長」って呼ばれるのは(ニックネームだとしても、初見の視聴者からすれば)謎だろう(笑)。
 あと細かい点を指摘してみると、

  1. 指摘するまでもなく、髪の毛の色彩設定が原色過ぎる(笑)。日本人と外人(人外含む)の区別が付かない
  2. キャラクターの芝居の描き分けが各キャラに行き届いていない。泣いてるネギそっちのけでいいんちょが授業潰れに喝采をあげていたり(笑)
  3. 幽霊の相坂さよがくっきり映っている。しかも透過処理をしているわけでもないのでやたら目立っている(笑)
  4. OP映像でありえない表情芝居をする一部クラスメイト達(幽霊のさよに足がついてるのはまぁ良し)
  5. スケールの大きい超巨大学園だということを臭わせる絵的な描写が一切無い
  6. 美術が弱い、音響や効果が殆ど入っていないしBGMも演出で管理されていない(そこまで作業する時間無かったんだろうなぁ)
  7. 刹那が龍宮や木乃香と絡んでいる、のどかのアピールが強い(これは人気ヒロインをメインにした独自ストーリーを期待させるので別に悪くはない)

……みたいな所ですかね。
 とりあえず原作読んでない人は原作を読むことをオススメします。
 あと、アニメの出来を評価する(≒ダメな所を探す)時に「作画」を第一に挙げるのはいい加減アニメファンの感想としてどうかと思うからやめましょうね。TVアニメの場合、「作画だけ直せば面白くなる」問題じゃないでしょう。今回ビジュアル的に致命的だったのは主に、ローコストを前提に組まれた「コンテ」と、凝る余裕の無かった「効果」であって、更に言えばそういうタイトなスケジュールを余儀なくしてしまった製作なり監督なりに責任があったわけでしょ(だからスタッフは悪くないというわけでは勿論無くて、製作なんかもスタッフの一員なので責任は作品がおっかぶることになる)。