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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

原作とやおいパロディと腐女子の関係

 原作は原作、やおい妄想はやおい妄想、それを書店側から結びつけられるのは迷惑で、作品や作者に対しても失礼。……という、多分そんな話。


 他の人も仰っていることですが、まずこれは「腐女子だから、やおいだから」ということに限定されない問題だと思います。
 社会的なレベルに限って言えば、普通の「エロパロ」が抱える問題と大差ないことじゃないでしょうか。
 健全な漫画にありえない同性愛を持ち込むのと、健全な漫画にありえないセクシャリティを持ち込むのは、客観的には似たような行為に映るでしょう。*1
 id:emifuwaさんは『キャプテン翼』を例に出して原作に与える影響を問題視しているんですが、原作者に迷惑をかけてしまったという経緯なら『美少女戦士セーラームーン』とエロ同人誌の関係にもあったものです。セラムンのエロパロが三石琴乃の手に渡ってしまって、ラジオで「こういうのは良くないと思う」とはっきり拒絶されてしまった、という事件もあったわけで。
 それに、もし一般書店のエロ漫画コーナーに至極健全な漫画が(「エロ度120%強!」とかのポップ付きで)置かれてあったら、やっぱり嘆くファンは(男女問わず)多いでしょうしね。

*1:違いがあるとすれば、エロパロなら「男ってやらしいのね」で済みそうな所が、やおいは「何故そんなことするの?」っていうクエスチョンが外部から発生しやすい、という点か