『マシュマロ通信』第20話「真夏のドリームツアー」
サンディがクラウドの夢の中に入り込むお話。
夢の内容や描写自体にはあまり魅力が無かったですが、ストーリーの落とし方が相変わらず良い。本当に教訓的だなー(まぁ、そんな教訓を真面目に読み取ろうとする視聴者は少ないだろうけど)。
サンディは外向的な女の子らしく、とても現実的なセンスを持った人で、「何か面白いことないかなあ」と思うことはあっても、クラウドの夢の中で無邪気にはしゃいだりはできない人だ。
そこで普通の物語なら「リアリスティックな女の子に夢の世界で羽を伸ばすことを教える」みたいな落とし方になる筈なのに、サンディはあくまで夢を見ない、現実だけに価値を見出す性格が貫られて描かれる。そしてオチは「現実の世界で遊びましょ」で締めくくられる。
うーん、こうも綺麗に「夢」を否定できる子供番組ってなかなか無いよ。*1
*1:10代の頃に観ておきたかったなあ、とか考えると泣けてくるのでやめておく