HOME : リクィド・ファイア
 移行後のはてなブログ:izumino’s note

『ふたりはプリキュア』第25話「いざ光の園へポポ!私たちも!?」

 脚本で苦しんでるのがビンビン伝わってくるなあ。
 出てくる説明台詞や情景描写のひとつひとつが伏線も何も無い「初耳」の出来事ばかりで、視聴者は黙って眺めるしかないというのがなんとも。謎解きはほとんどやってくれませんし。*1
 光の園も美術設定が非常に安っぽくて、住人達のキャラクターデザインもかなりやっつけっぽい。*2ただ、その安っぽさが光の園の現実感の無さに繋がって、「プリキュア達はこんな現実感の無い連中のために闘っていたのか……」というシュールな気分になれるのは別の意味でちょっと良かったです。プリキュア達の闘いは現実に干渉しない、空想的な闘いである、という見立てとは一致してますから。
 その夢のような世界から一転して荒涼としたドツクゾーンに移動させられるという場面転換も良かったですね。身も蓋も無いまんまな演出で。


 ここ数話で執拗に描かれているのは、プリキュアの実力の低さでしょう。実力で敵わない相手には勝てない、という法則が今回も貫かれている(どう見ても弱体化しているイルクーボにすら彼女達は勝てない)わけで、次回のジャアクキングに対してもやっぱり実力で勝てないんでしょう。じゃあ来週起こされる「奇跡」は何が用意されているのか、という話ですが、さて。

  • まぁ、ツッコミ所は多すぎるんだけど、これだけ

 「6人しかいないじゃない」って、ウィズダムも数えてやれよ……。

*1:時々プリキュアを自動操縦しているのはクイーンなんじゃないか? という疑問は解消したかな

*2:ここらへんはホントに設定する時間が無かったんだろうなあ、という、目の瞑り所でもあるのだが