プレ・第21話感想
すみません、文章が長くなりすぎて推敲作業が大変なことになってます。
とりあえず、部分的な感想だけを小出しにするということで、細かい掘り下げをまずアップすることにします。
明日は本更新をする予定ですのでご勘弁を……。
- 悲壮な変身シーン
何度か言っているようにぼくはプリキュアの変身シーンが大好きなのだが、今回は特に悲壮さ、緊急さを感じさせる演出で満足だった。
やはり、女の子が変身することで「戦士になる」ということをここまで美しく表現できているアニメは少ないのではないだろうか。
- キリヤに対して大人っぽく描かれるプリキュア
ブレザーを着ている時はそうでもないのだが、小柄なキリヤは元の姿に戻ると随分幼く見える。それに対して、今回のプリキュア達は面長な顔立ちで、少し大人びさせて描かれているようだった。
2〜8話あたりのプリキュアは頭身が低く、幼くディフォルメされたように描かれていたのとは対象的。彼女達の精神的な成長とお姉さんぶりが窺える作画だろう(もっとも2〜8話のディフォルメラインは、恐らく海外発注ゆえの「作画崩れ」だと思うのだが。それが今回では注力的に改善されているってこと)。
- 挿入歌が美しい
これが宙明ソングなのかは定かでないのだが、いい曲だと思う。戦闘のBGMではなく、説得・回想シーンのBGMとして挿入される所がプリキュアらしいかもしれない。
ボーカルは五條さんなのかな?
- 石は持ってるだけ
どうやら、ダークファイブの面々はプリズムストーンを「持ち歩いてるだけ」で、それで生命維持をしているわけではないようだ。生命維持を司っているのはジャアクキングの力なのだろう。
多分、「光の園(ドツクゾーン)←→虹の園」の移動にプリズムストーンが必要なんじゃないかな。だとすれば、光の園を脱出できたのがメップルとミップルの2体(+カード)だけだったという点にも説明が付く。まぁ、そうでなくとも「幹部がなんでそんな大事なもん持ち歩いてんねん」というのは「それはそういうお約束」のレベルだろう。ウルトラ怪獣がなぜか東京にしか攻めてこないが如しである。
- マントの中に消えるキリヤの命
この「死のメタファー」はなかなかに恐ろしい。これは多分、マジックの「バニシング・レディ」の演目が起源であって*1、ホラー映画や特撮番組で良く用いられるモチーフでもある。ぼくが実際そうなのだが、こういうメタファーは子供心に「クる」というか、強い恐怖心が植え付けられるもので、昔は何度も夢に出てきたものだった。
- 最後にこれだけ
顔中を(なぎさ咀嚼済みの)ポテチまみれにされても全然イヤそうな反応をしないほのかがエロかった。この演出家は変態か(戦慄)。
*1:意見提供のみやもさんTHX