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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

『キル・ビル Vol.2』

izumino2004-04-24

 (相変わらず)ひでえオナニー映画だなあ。
 (相変わらず)「作品」を「観客」に「届ける」気が無さすぎ!


 ……上記はぼくが観て思ったまんまの感想ですが(いつものタランティーノに対する評価そのまんまとも言う)。これが「誉め言葉」なのか「罵倒」なのかは、各人のご判断にお任せ。
 タランティーノのキャラの設定やシチュエーションの積み立て、モチベーションの盛り上げ方なんかは無茶苦茶巧い(というかすげえキャラに同化しながら期待しちゃう)んですが、その後の展開がいつも勿体無いというか物足りないというか突き放されてるようなというか……まぁ、好みの問題かもしれませんけど。いやしかしなあ。
 まぁ作品としてどうであっても、この映画のポスターやグッズが発している「カッコ良さ」、が受け入れられればそれでいいんだなっていう気はしますけどね。勝ち勝ち。

  • 余談

 つーかビルの「アメコミ好き」っていう設定な。うーん順当に考えればビル=タランティーノ本人ってわけで、その最愛にして最強の娘がヒロイン、ザ・ブライドであると。
 これってますます自由パパ=大地丙太郎と、その娘、菜ノ花自由……っていう関係に見えてしまって、あーつまり、やっぱ「大地=和製タランティーノ」っつーことにした方が「十兵衛ちゃん」を理解しやすいんじゃねーの? と確信してしまうぼくは穿って見過ぎなんだと思いますが。
 したら大地丙太郎監督作品、アニメ版キル・ビルとか? えー。観たいような観たくないような。