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雑談・ダークファイブ

 id:dokoikoさんが「小さい女の子視聴者にとってゲキドラーゴが何だったのか」という疑問を投げかけていますが、そこからの連想です。


 まず順番通りに、ピーサードから考えなければならない。
 流石に中学生未満の「小さい女の子」にとって、ピーサードの中に「男の子全般のカリカチュア」を発見できるだけのリアリスティックな現実感は無いだろう。そこでもう一度、ピーサードの特徴を抜き出してみよう。

    1. 屁理屈を良く喋る
    2. その割に思慮深いとは思えない
    3. 他人を信用しない
    4. 仲間内でギスギスしている
    5. ポーズをいちいちカッコつけている
    6. イケメン

 そう、ピーサードの描かれ方は、『ふたりはプリキュア』の30分前の時間帯における特撮番組シリーズに出演している変なお兄さん達と瓜二つなのだ。
 するとゲキドラーゴが何なのか、という答えも自然に導き出されるだろう。

    1. 屁理屈を喋らない
    2. 意外と情にもろい
    3. 力に訴えてくる
    4. 顔に瞳が描かれておらず、全体的にも着ぐるみ的である
    5. 巨大化する 
    6. センスが古い(良く言えばレトロ趣味)

 そう、勿論ゲキドラーゴは『ふたりはプリキュア』の1時間前の時間帯における特撮番組シリーズに出演している着ぐるみ怪人達を象徴していることになる。
 じゃあポイズニーは? これも少し考えてみればすぐ連想できる。

    1. 策を弄する
    2. 身分を偽るのが得意
    3. 声が怖い
    4. 含み笑いが怖い
    5. 全体的に毒っぽい
    6. 退場の仕方があっさりしすぎ

 そう、『ふたりはプリキュア』の前番に居た人である。
 屁理屈なお兄さんがほのかに説教され、着ぐるみ怪人がなぎさに殴り倒されるように、『ふたりはプリキュア』は、既存の子供番組に対するアンチテーゼやリスペクトをも含んだ番組なのだ。