雑談・ダークファイブ
id:dokoikoさんが「小さい女の子視聴者にとってゲキドラーゴが何だったのか」という疑問を投げかけていますが、そこからの連想です。
まず順番通りに、ピーサードから考えなければならない。
流石に中学生未満の「小さい女の子」にとって、ピーサードの中に「男の子全般のカリカチュア」を発見できるだけのリアリスティックな現実感は無いだろう。そこでもう一度、ピーサードの特徴を抜き出してみよう。
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- 屁理屈を良く喋る
- その割に思慮深いとは思えない
- 他人を信用しない
- 仲間内でギスギスしている
- ポーズをいちいちカッコつけている
- イケメン
そう、ピーサードの描かれ方は、『ふたりはプリキュア』の30分前の時間帯における特撮番組シリーズに出演している変なお兄さん達と瓜二つなのだ。
するとゲキドラーゴが何なのか、という答えも自然に導き出されるだろう。
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- 屁理屈を喋らない
- 意外と情にもろい
- 力に訴えてくる
- 顔に瞳が描かれておらず、全体的にも着ぐるみ的である
- 巨大化する
- センスが古い(良く言えばレトロ趣味)
そう、勿論ゲキドラーゴは『ふたりはプリキュア』の1時間前の時間帯における特撮番組シリーズに出演している着ぐるみ怪人達を象徴していることになる。
じゃあポイズニーは? これも少し考えてみればすぐ連想できる。
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- 策を弄する
- 身分を偽るのが得意
- 声が怖い
- 含み笑いが怖い
- 全体的に毒っぽい
- 退場の仕方があっさりしすぎ
そう、『ふたりはプリキュア』の前番に居た人である。
屁理屈なお兄さんがほのかに説教され、着ぐるみ怪人がなぎさに殴り倒されるように、『ふたりはプリキュア』は、既存の子供番組に対するアンチテーゼやリスペクトをも含んだ番組なのだ。