今日読んだ少女漫画その1/『まりもの花〜最強武闘派小学生伝説〜』1巻
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『りぼん』連載の少女漫画。
秋元康原作で、AKB48の渡辺麻友がオビで推薦文書いていたりする漫画です。
そして秋元さんから出てきたのが「左手にアザが浮かび上がって無敵になる女の子が主人公のヤンキーマンガ」でした。従来の少女マンガではまずやらなさそうなこと、少女マンガの中で違和感を出すということが出発点です。
マンガ質問状:「まりもの花」 秋元康原作 異色の“ヤンキー少女マンガ”が「りぼん」に - MANTANWEB(まんたんウェブ)
掲載誌が『りぼん』なので対象年齢は低め。ヒロインは小学四年生ですしね。
でもヒロインがヤンキー、と言っても「二重人格でアネゴ肌のヤンキーに変貌する」という設定なので、ふだんはほわほわした「花好きの優しい女の子」が主役なんですよね。
いきなり不良モノの世界をぶつけてるんじゃなくて、ちゃんとファンシーな入り口を配慮してるというのは、いかにも任侠モノっぽい表紙からすると意表をつかれたところでした。
秋元康の企画したヤンキーものというと、どうしたって『マジすか学園』を連想してしまいますが……。
秋元康としては、こういう話をチャイドルを使った実写でやりたかったんだろうなあ、と読んでて思うところもありました。
まぁ実際はやらないだろうし、やれない、という意味でですけどね。
実写だったら、この「ありえなさ」が一周回って面白いドラマになっただろうなあ、と「マジすか」フィルターをかけながら読むと思っちゃいますね。