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ステルスモモかっこいい、アニメ版『咲』面白い

 アニメ版の『咲-Saki-』を観ています。


 ちょうど副将戦が終わったあたりなんですが、ステルスモモかっこいい、たまらん。
 原作での描かれ方も良かったですが。

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 Queenの「The Invisible man」を連想する格好良さがありますね。いい話だし。



 と、いうのも「The Invisible man」は、あのスキャットマン・ジョンがカバーすることによって「社会から注目されないマイノリティを唱った歌」になったという経緯がありましてね(ジョンの場合は吃音障害でコミュニケーションに苦労していた、という話)。

インビジブル・マン」日本語歌詞

僕は透明人間
僕は透明人間
信じられないだろうけれど
僕は透けて見えるのさ


物音が聞こえるけれど
それがなんなのかわからない時
なにかが動く気配がするけれど
なにもその痕跡が見えない時
君のベッドの端っこに
なにかが座っている
僕を踏んづけた音が聞こえたら、
寝返りは打たないでくれよ


僕は透明人間
僕は透明人間
まったく信じられないことだけれど
僕を透かして見てごらん
僕は透明人間
僕は透明人間
僕の存在そのものが、犯罪者さ
僕は透けて見える


今、僕は君の部屋にいる
君のベッドの中にいる
そして、僕は君の生活の只中にいて
君の頭の中にまで入りこむのさ
まるでCIAか、FBIのように
君は近づくことさえ出来ない
生きたままのこの僕を捕まえるなんて、決して出来ないのさ


僕は透明人間
僕は透明人間
どれほど信じられなくたってさ
僕を透かして見てごらん
僕は透明人間
僕は透明人間
犯罪者にだってなれる
僕は透けて見えるのさ


ハ、ハ、ハ、ハロー
ハ、ハ、ハ、ハロー
ハ、ハ、ハ、ハロー、ハロー、ハロー


本当の良き友なんて、決して作れない
男の子とも、女の子とも
僕がどんな思いをしてきたかなんて、誰も知りはしないのさ
僕の旗を広げさせてくれよ
だから僕は世界の淵から、名を挙げたいさ
世界の端っこから
世界の端っこから


今、僕は君の後をつけている
僕は君の心の中にいる
そして君の背後にいる
でも、振り向かないでくれよ
僕は君の、もっとも卑しい思い
僕は君の、いちばん暗い恐怖
でも、僕を捕まえることは決して出来ないさ
僕を揺さぶることも出来ない、揺さぶってみなよ、ねえ


僕は透明人間
僕は透明人間
信じられないことだけれど
僕を透かして見てごらんよ
僕は透明人間
僕は透明人間
僕のやり方は犯罪的さ
僕は透けて見えるんだ


僕を見てくれよ、僕を見てくれ


 実際、英語としては「影の薄い人」の比喩として「Invisible man」を使うことがあるようですね。

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 最新話を観ながら書いていたつぶやき。

izumino アニメ版の咲が面白すぎる。アニメ化向きの漫画だったんだなあ
izumino この「何かが起こりつつある感じ」のハッタリで見せていく作品の場合、「時間」が存在し、タメをコントロールできるアニメは相性がいい……ということなんだろうな


 漫画という表現も、描き手の嗜好によっては「アニメ的なタメ」をイメージしつつ描写して、読者の方もその「タメ」の演出をアニメ的に読みとって感動している、っていうケースがままありますよね(あからさまにTVゲームの演出を再現するような描写を目指す漫画もあったり)。
 それは、「アニメ的な演出のイメージ」が作者と読者の間で共有されている(=イメージの引き出しやリテラシーが通じている)場合にのみ感じられるダイナミックさでもあるわけですが。


 もちろん、そこに「漫画的な面白さ」も同時に成り立っているわけで、「アニメ的な時間を読みとっても良し」、「あくまで漫画的な空間として読んで良し」と、一粒で二度美味しいのが原作版『咲-Saki-』の良さでもあるでしょうね。