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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

11月上旬記録/文フリ後日その2

 上京記ラストです。この後は九州。

11日の日記

 漫画喫茶で五時間くらい寝て、朝9時に退店。朝ご飯はクロワッサンサンド。


 夏目さんの仕事場へ向かう時間が夕方に決まっていたため、それまでの時間の潰し方を考える。とりあえず秋葉原メロンブックスへ行って、開店直後の店頭陳列を確認。

  • 通販では品切れ状態ですが、店頭ではまだ残ってるんでしょうか


 そして前回の上京時から「東京にいる間はなるべく展覧会とかを巡ることにしよう」と決めていたので(前回はミレイ展を見ていた)、今度は「ゴールド展」を見に六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーへ。六本木で昼食にパスタを食べて、ゴールド展を16時頃まで見る。


 ちなみにゴールド展の内容は、期待していたよりも刺激にならなくて、「やっぱり金細工は金だけ集めても下品というか、悪趣味になるんだな」という印象の方が強かったです。
 この前に京都で見た蒔絵展の方がセンス的には圧倒的に上で、こういう風に「黄金」と「漆器」の魅力を見比べてみると、金銀財宝を見慣れていただろうマリー・アントワネット母子が漆に魅せられたというのも納得できた気がします。
 黄金の悪趣味さを呑み込んで中和するのに、「漆の黒」は絶妙だったんでしょうね(実際、マリー・アントワネットは「漆器に金細工の飾りをつける」という工夫をしているのだが、これがまた品が良いのだ)。
 でも「実用品としての金」になじんでいない現代人にとって、金への感じ方は(金本位制を採ったり、金貨を日常の支払いに用いていたりする)昔の人とは違ったものになっているはずで、「黄金のありがたみ」を感じにくくなっているのは別の問題かもしれませんね。
 あと、警備員やスタッフのものものしい雰囲気が、他の展覧会とは流石に差があった感じ。六本木ヒルズという立地条件もあるんでしょうけど。


 さて、六本木から夏目房之介先生の仕事場近くへ移動。ドトールで待機して、17時に編集さんと合流して軽い事前の打ち合わせ。17時半に夏目さんの案内で仕事場に初訪問。
 二時間くらいかけてインタビュー終了。かなりいいお話が聞けて、気分的には大成功。お別れする前に、夏目さん所蔵の絵巻物(レプリカ)を見せていただいたりする。(→当日の夏目さんの日記


 同じドトールで編集さんと打ち合わせを兼ねた歓談。ミラノサンドCがこの日の夕食。
 21時前に東京駅へ移動して、22時発の夜行バスのチケットを21時45分に買う(あぶないあぶない)。


 帰りのバスの中で、べびプリ日記を携帯で読む。この夜の更新は三女さんによる強烈なアレで、例によってガード不能の巻。
 旅のお供にこそモバイルでチェックできる家族が潤いです(実際、ネットもテレビもマトモに見れない旅先ではこういう日替わりコンテンツって貴重なんですよね)。