「結末がわかっている」という認識と「不安になってハラハラする」という体感は別物
数日前に某所に書いたメモを、また保存しておきます。
「ジェットコースターは死なないとわかっててもドキドキするのと同じで、結果的に逆転するとわかってても真逆の結末へ向かいそうになった時にドキドキする物語というのが、迫真感のある物語というんじゃないかな」
「逆に言うと優れたストーリーテラーっていうのは、結末が決まりきっていても、平然とその逆方向の展開を描いてみせることができる人でもあるんでしょうね。知らんぷりしながら」
逆方向に向かっている最中に、知らんぷりのマネするか、作者コメントであっさり「このジェットコースターは死なないジェットコースターですよ」と漏らすかどうかは作家性によると思いますが。
最近はネットなどで作者も情報発信しやすくなっているので、「死なないジェットコースターですよ」と本人が告げる機会が増えている(観客からもそれが求められている)気がしますね。