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ロフトプラスワン 交響詩篇エウレカセブン非公式ナイトレポ

 非公式イベントの発言なので、こういうのをログに残すのはホントは良くないかもしれません。
 読む人も、「オフィシャルな発言ではない」という前提で読んで頂いた方がいいと思います。

出演者

京田監督のコメント

  • レントン=自分ではない。コンテ段階では佐藤大のイメージで。
    • 監督という立場上、キャラには入り込めないらしい。
  • 自分はエウレカの原作者だがプロデューサーじゃない。
  • 水島精二監督と一緒に「(自分達は)作家じゃない」発言。
    • 作品じゃなくて商品を作るのが仕事。プロデューサーの言うことも素直に聞くタイプっぽい。
      • 私見)でも商業主義に誇りを持っているわけでもなく、単に仕事として達観してる(ある意味冷めてる)イメージかな。
      • 上の言うことを聞く時も、渋々、という感じ。
  • サブカル向けをやるつもりは無かった。
    • サブカル狙いの売り方については、プロデューサー側のお祭ムードに対して「現場でどうしよう」って感じだったらしい。
    • 引用が深読みされて一人歩きするのはヤだった
      • 私見)ここらへんは「あぁやっぱりね」って感じですね。
  • サブカルチャー肯定はしたくなかった。サブカルチャーからの旅立ち。
    • 旅立ちというテーマは、原作に忠実な『青い鳥』を意識。
      • モーリス、メーテル、リンクのネーミングは当然『青い鳥』のモーリス・メーテルリンクから。
      • 『青い鳥』が日本の絵本とかで「大事なものは家にあるんだよ」という(マイホーム賛美な)メッセージでオチてるのは実は訳者の勝手な解釈で、本当は「旅立つこと自体に意味があるんだよ」というメッセージになっている。そっちをやりたかった。
      • だから、最終話のオチは「僕はここにいてもいいんだ!」とか「僕には帰るところがあるんだ」とかやりたくなかった。あくまで家を出る話にしたかった。
  • 童話では『ピノキオ』も意識。
    • 人形が別のもの(人間)に変化する話。でも人間に近付くってのは、それでいいことなのか、という話をやりたかったのがエウレカ
  • 師匠は高山文彦監督。
    • 周囲から「でも師匠の血がどこにも感じられない」と総ツッコミを受ける。
    • 本人「(それよりも)9スタ旧2スタの血を絶やしたくなかった」
      • ↑「旧2スタ」の聞き間違いでした。要するにBONES
  • 自分の芸風は47、48話でやり尽くしてしまった。
    • 49、50話を正攻法で作って盛り上げる方法もあったが、それだと(納品に)間に合わない。正攻法以外で盛り上げるしかない。
      • その結果がハート(笑)。
  • 周囲「京田君は飽きっぽいよね」
    • 周囲の見立てでは、2クール作品が最適らしい。
  • 「ダダモレ系」というキーワードが出たのが面白かった。京田監督はその時その時の精神状態が外に良く出るタイプらしい。
    • 表情にも、フィルムにも、車内のBGM選択とかにも。
      • これに「飽きっぽい」という性格が合わさって、思い付きでやったり言ったりしたことを、後ですぐ忘れるらしい(笑)。
  • スタッフ「監督はアイディアの説明が無い」「結果が先であとから理由が出てくる」
    • 「こっちが理由を聞き出そうとして、ようやく本人も自分が考えていたことに気付くタイプ」「こっちが考えてあげないといけない」
    • 「監督がそれじゃダメだろ(笑)」
  • 確かもりたけしの発言「京田君は守ってあげたくなるタイプ」「母性本能をくすぐる」
    • 一同笑。
      • 実際にそんな感じでした。
  • サントラの曲名の付け方はVガンのサントラのパクリ(笑)。
    • 「パクリ」発言はしょっちゅう出てた。息をするような感覚で引用してる感じ。
  • 最初エウレカセブンのタイトルは「エウレカレインボー」だったらしい(ホントかどうかは謎)。
    • トラパーも虹色だったが、照り返しの色指定で困るから緑にした。
      • 私見)本人は言及してませんでしたが、要するにエウレカセブンのセブンって「七色(虹色)」のセブンなんですかね。
  • 客の質問「あのハートはいつになったら消えるんですか?」
    • 監督「消えません(即答)。消えるとしたら、それは宇宙が消える時です」
      • ↑これがイベントの白眉だったと思う(笑)。