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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

≪スクラン考3:双方向を目指す想い≫スクラン考1〜3完結

izumino2006-04-04

です。

 未読の方は≪スクラン考1≫,≪スクラン考2≫から先にどうぞ。≪スクラン考3≫に限って本誌連載中のネタバレを含みますのでご注意下さい。


 『スクールランブル二学期』の放送開始と丁度重ねて発表できた感じですが……。*1

 テキストの分量的には≪ネギま!編≫の半分くらいでしょうか。一頁目で人物相関図の欠けていた箇所の補完を、二頁目で作品論を展開しています。
 二頁目以降は、ぼくの深読み全開になっていますが、「いずみのはこういう視点で読んでるんだな」程度に認識して頂ければ幸いです(漫画には、読者一人々々が深読みをして楽しむゆとりが許されているものです)。そして願わくば「読む楽しみ」の一部を、僅かでも皆さんと共有できますように。

  • 04/05追記(プチ言い訳)

 視点がシリアス過ぎるとか思われるかもしれませんけど、「面白うてやがて哀しき祭りかな」みたいなもので、基本はギャグコメディなんだけど、キャラが固まってくる度にしんみりしてくるドラマとか、あるでしょう。そういうの好きですよね。小林尽がやりたかったらしい『アリー my Love』なんかもそういう所がありますし。
 それは最初にギャグからスタートしているからこそ、後から滲み出てくる空気だと思うんですがどのようなものでしょうか。

 恒例のスペシャルサンクスですが、この記事は、みやもさん、加納さん、大槻牧場さん、クインテッサさん、伊藤悠さん、明日香翔さん、探検はらはらさんらに読んで頂いた時の反応を受けながら執筆作業を進めました。この場を借りて皆さんにお礼申し上げます。文責は勿論、いずみの一人にあります。*2

スクラン記事のオススメ

 LDさんによる「学級マンガ」としてのスクラン解説。そういう読み方してる人は少ないだろうけどこういう楽しみ方もできるんだよ、みたいな例を分かりやすく示してくれる良記事。

*1:余談1。この記事のアイディア自体は、一年くらい前から思い付いていたものだったりします

*2:余談2。常々思っていることですが、これから何か考察記事を書きたい、と考えている人は、とにかく他人に読んでもらった時のリアクションを探ることで、時間をかけて推敲を重ねる「べき」です。文章力の成長速度が格段に速くなります(ネット上で反応を求めた場合の何倍も)。リハーサルを怠る我流仕込みのアーティストは成長できないというのと同じ理屈です。言い方を変えると、多くのブロガーやネット上のモノカキは、自分用の「編集者(部)」を作ると良いということです。善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや、という言葉があるように、自分の未熟さを自覚している人程、他力を本願としなければならないということです。逆にもし「ネットに公表する前に、いずみのの反応をこっそり知りたい」というようなことがあれば、むしろ喜んで応じさせて頂くと思います