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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

萌え記事

YU-SHOWさんの萌え属性論(好き好き大好きっ)

 今ぼくもちょっと萌えに関する小論文のようなものをこっそり書いている最中なんですが、まぁ「好き好き大好きっ」はざっと5年間は愛読してきたサイトだけあって、YU-SHOWさんの考え方を一定の目安にしている所はかなり大きいわけです。


 「要は萌えに至るための《型》であり」や、萌え=自分の心と定義した上での「自分の心の奴隷になるのは勘弁な」などは名言ではないかと。

男性の精液を出させない女王様は聖母である(Shrimp head)

 オタクという人種は「肉体性」を抜きにして自分の精神活動を捉えがちなので、もっとフェチやSMについて一定の理解を持っておいた方がいいと思います。*1
 例えば「傷付ける性」だとか、そういったオタク用語を使わなくてもオタクの萌えについて考えることはできる筈でしょう。

 ここらへんの、男性オタクの非男性化(=少女化)の話からの連想ですけどね。
 「Shrimp head」はその点、(オタク向けのサイトではないんですが)「萌え」と「SM」の概念的な橋渡しをしてくれる優れたBlogです。ラバーとか女装とか、そういうフェチの世界に抵抗が無い人にはお勧めできます。

  • 追記

 ・・・マゾヒストには自らが男性であることを禁じる方向があります。児童化願望や家畜化や物体化願望(椅子として扱われたい)や召使い願望も、いずれも自らの年令、人間性、地位において、成熟した男性性の中心からはずれようとする願望です。
 マゾヒストの中には女装するもの、女王のペニスバンドで犯されるのを望む者もいますが、これは性における非男性化でしょう。マゾヒストは男でなくなりたいのです。自己去勢願望があります。よく雑誌では射精するマゾヒストがいますが、それはまだまだというところでしょうか。

 見出しにした「男性の精液を出させない〜」や、このくだり自体はid:killhiguchiさんの孫引きになってしまうようですが。ここですね。

*1:その点において永山薫さんは珍しいタイプの論者だと思う