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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

アニメ版『魔法先生ネギま!』

第6〜7話

 原作のエピソードの順序を不自然に入れ替えて進めてしまうことで、妙に感情移入しにくい流れになっているのは落ち度。

第8話

 映像クオリティ的には最近のTVアニメじゃ珍しいくらいのリミテッドぶりなんですが、結構見ていられます。アニメ的に破綻した所が無いからでしょうね。それにしても夕焼けの描写だけは妙に得意だなジーベックは。
 ただ、<赤松健論>の読者なら解って頂けると思いますが、ネギに父親と同じ台詞を被らせて喋らせるのは原作の少年漫画らしさ重視した視点でいうとNG。分かりやすさを優先したらこうなるのは理解できるんですけど。そこはやはり少女感覚のアニメで行くということなんでしょうか。その「狙い」が後半で破綻しなけりゃいいんですけどね。
 来週、エヴァンジェリン編の「回収(=事後処理)」を律儀にやるかどうかが、この脚本家のやる気の尺度になるかもしれません。最近、「回収」の手間をすっぽかすアニメが多い気がするので。


 アニメ版のファンブックをこの間購入して読んだんですが、プロデューサー、監督、脚本家の考えていることが凄いチグハグで、なんとも危うい三人四脚を見ているような気分に。向いてる方向は一応同じなんだけど、歩調が違ってる感じが……。スタッフ同士の意思疎通を円滑にする所から始めてもらわないと、監督が監督の仕事できなさそうで、困ったものです。
 例えば変な色指定が出た時に、真っ先にダメ出しをしないといけないのが監督であって、それが為されていない時点で監督が仕事できてないのは明白なわけで。