今週のアニメ版『スクールランブル』
今日の朝やってたスクランの感想です。原作だと単行本4巻の冒頭にあたるエピソード。
前から言ってるようにアニメシリーズとしての全体的評価は非常に高いので(年越ししたアニメの中ではスクランが一番だと思う*1)、今度は原作との差について見ていきたいと思います。
今回はセミの演出とか、「女にしとくにゃ勿体無ェや!」の後の間の取り方がいいですよね。アニメだとここで絵を止めて時間を作っているんですが、原作ではコマの流れが結構早い。結果的にアニメ版の方が印象に残りやすいシーンになっています。こういうことができるのがアニメの良さでしょう。
コミックのアニメ化に際して、漫画には無い付加要素として「色が付いて動く」と「音が出る」しか思い付かない人も居ると思いますが、それ以外で重要なのは「間」をダイレクトに表現できるという点ですね。漫画で「間」を作るにはもうちょっと、間接的なテクニックやコマのスペースを必要としますから。
逆にアニメがこういう「間」の取り方を無視すると、アニメ版のマリみてのように「詰め込みすぎ」という印象を与えるフィルムになるのだと思います(スクランもたまにそういう回がありますが)。