ネタバレになるので詳しくは書きませんが
年始売りのネギまが面白かったですよ。
「学祭編」という形で単行本では共に9巻収録分なんですが、年末に布石を敷いていたラブコメ(恋愛SLG)的流れが「でかい大風呂敷を広げて畳み方に期待させる」快楽に則っていたのに対して、年始から始まったファンタジーパートの流れ(あのキャラやあのキャラやラブひなのあのキャラが!)は「今までタメて大きくしてきた、デカい荷物の包みを少しずつ広げていく」ような快感があります。
しかもこのふたつの流れを、一応分けて描いてはいるけど基本的には同時進行させてるんですよね。読者のキャパ的にはラブコメパートだけでアップアップな情報量の筈だったのに、そこにファンタジー分を更に上乗せ。うーん凄まじいとしか言いようのないサービス精神だ……。
これだけの布石を大量に敷いておきながら、読んでて苦にならないのも凄い。週刊連載でなかなか読めないですよ、これだけ作者に管理されたストーリー展開って。
ちなみに来週号の『もう、しませんから。』はようやっと赤松さんが登場するご様子。楽しみです。
さて、明日はちょっとしたオフ会。『カンフーハッスル』を観た後でスクランとラブひなとネギまの話でもしてこようと思います(最近某氏がラブひなを読破したのと、最近ぼくがスクランの単行本買った記念)。