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 移行後のはてなブログ:izumino’s note

ボーイズラブと百合の登場人物の性抑圧(2)

 まぁ結局は、BLというジャンルだから、百合というジャンルだからではなしに、作者の視点の問題なのではないか、と考えていたわけですけども。キャラクターの葛藤みたいなものは、作者自身の恋愛観や結婚観と照らし合わせてしまった時に滲み出てくるものではないかなあと思います(だから自然と「作者が考える幸福」と「キャラクターにとっての幸福」がズレることもあって、その折り合わせを付ける為に苦悩が描かれるのではないかと思う)。
 そしてBLと百合を比べてみた場合、そのズレの発生とアプローチの方法が少し変わってくるということではないでしょうか。


 ちなみに男性作家が百合でキャラクターの葛藤を描いた場合は──サンプルケースが少なすぎてなんとも言えないですね。基本的に女性作家の模倣の域を超えてないもんだと思うんですけど(ギャルゲー的なノリのものを除けば)。
 あと全然関係ないですが今週のヤンジャンの巻頭グラビアが百合でした。あざとかった。