ボーイズラブと百合の登場人物の性抑圧
やや私信めいた文章ですが。
BLの場合、二次創作やおいと創作BLに分けて考えた方がいいんじゃないでしょうか。
で、二次創作やおいだと登場人物そのものの事情よりも、作者自身の「原作のキャラをこんな風に描いて(変えて)いいんだろうか?」という葛藤が多分先にあって、それが登場人物の「俺はなんでこんなことをやってるんだろう?」という葛藤として作中に滲み出しているんじゃないかという気がします。その点、オリキャラの登場人物なら葛藤する必然性は薄いのでは。
百合の場合だと、完全にファンタジーとして別世界へ飛翔させることのできるBLと違って、作者(この場合は前提として女性)と重なり合う部分が避けられないという、ある種の「近しさ」があるから、また違った葛藤が生まれるんじゃないかと想像しています。
あ、久しぶりだなこういう話題。
ところで二次創作百合で、女性同士であることに葛藤する話ってあんまり読んだ記憶が無くて、少数派のイメージがありますけど。単に覚えてないだけかな……。