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『サムライチャンプルー』第6話「赤毛異人」

 お、面白いなと思ったのは最初の10分くらいだけで、あとは本当に退屈だった。
 ロードムーピー的な「出会いと別れ」を演出したいなら、ちゃんと「異人さん」との精神的交流を描いて感情移入できるようにすべきで、それが30分の間でまるで描かれていない。要するにまた薄っぺらい、シチュエーションを表面的になぞっただけのエピソードになっているわけですが。
 こういう、無理矢理30分に押し込めましたよ、という理由でドラマ性を損わせたアニメのことを「アニみて現象」と名付けたくなるんですが、どうでしょうね。「全体の話数が短いから」を理由にされても見ている側としては、なんとも言いようがないでしょう。
 再登場したスクラッチ演出もまったく絵にあってなくて、もう少し音楽的なタイミングやリズムを練ってみてはどうかと思う。ひょっとして、アニメオタクには音のセンスが無いって思ってます?