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『ふたりはプリキュア』第16話「ストレス全開!マドンナはつらいよ」

 一話完結の、後にひかない話……なのかな?
 どうも、企画レベルや脚本レベルでのストーリー性がうまくフィルムに反映されていないように感じます。学園のマドンナがストレスを爆発させる、というアイディア自体はまぁいいとして、その舞台が学園内と繋がりが無いものだから、それじゃあストレスを爆発させる意味が無いじゃん、と。
 ただ人物の芝居は面白い絵が多くて、特に脚までの全身を使った作画*1が目立って可愛らしかったのと、ゆかなが妙にエロ台詞(違)を喋らされていた所が面白かったです。
 まぁこんな回があってもいいかな。先輩のキャラを立てることにはあまり成功しているようには思えない一方、なぎさとほのかの仲がとても自然に描けているのは評価できるわけで、むしろ今回はそちらの描写がメインだったのかもしれません。*2


 さて来週からラブコメ時空(最近流出しているネタバレ展開も含めて)に突入しそうな雰囲気なのですが色々と不安になりますな。最終的にはなぎさとほのかの関係に回収されると考えてぼくは楽観視してるんですが、一部のファンが妙な祭り騒ぎを起こしそうなのがヤだなあと。キッズアニメを観てるお友達は、そんな大人げないことしないよね。

  • おまけ:マーブルスクリューとレインボーセラピーの使い分け

 個人的には「ビームを使って抵抗してくるザケンナーにはマーブルスクリュー」で、「抵抗しないザケンナーにはレインボーセラピー」っていう使い分けだと推測してます。
 あと、レインボーセラピーはなんとなく「スキ」の大きい技っていうイメージがあって、乱戦中に使わないのはその所為じゃないかなとか。格ゲー的に言うと、大きな当たり判定が手元から出てくる技がマーブルスクリューで、遠間の地上投げ扱いでジャンプで逃げられたり潰されやすい技がレインボーセラピーです(わかりにくい)。

*1:アニメのキャラデザが活きてくるのはこういう全身の芝居だと思う

*2:ふたりの行動が「似てきている」ことを作品のテーマから見て疑問視している向きもあるようだが、これはむしろ、ふたりの「蜜月」の期間がピークにきていると捉えるべきだろう。今回に限らず、第9話以降の彼女達は似たような行動を取ることが度々あった。仲が良くなり、親密になればなるほど行動が似かよってくるのは仕方がないし自然なことだろう。むしろ、おそらくはこの後の展開で、彼女達はお互いの違いを再確認する経験を繰り返して、また強くなっていくのだろう、と予想しておく