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『マリア様がみてる』第4話

 ビデオ鑑賞を2周。
 おー、大丈夫、面白い、面白い。
 今までの、アニメ的視点を排した演出意図がやっと功を奏してきた感じ。台詞と芝居だけで良く再現してるなと感心します。
 やっぱ1〜3話は粗筋だけで充分だったんじゃないかなあと思えるくらいには楽しめる。スール関係がただの上下関係ではなく疑似恋愛的でもあるだとか、縦一列の姉妹をファミリーになぞらえる伝統とか、三薔薇の変人っぷりとか、今後のマリみてを楽しむのに必要な知識は「黄薔薇革命」に大体出揃ってますものね。
 不満点を挙げれば、「一般生徒から見た山百合会幹部の魅力と影響力」がまだあんまり伝わってきてない点。いきなりベスト・スール賞って言ってもその後の大騒ぎにうまく繋がってませんし、「これは影響出るね、間違いなく」の台詞が抜けてるのも残念。
 んでいつも心配になるのは、また次回が詰め込みすぎになるんじゃないのかなってこと。次はどう攻めてくることやら。


 でもアニメ版を一番楽しめてるのは女性の原作ファンなんだろうというのは感じられます(色々日記を読みつつ)。そこに関しては、スタッフの狙いが成功しているみたい。
 由乃は全身から萌えオーラを発している人だから、今回から男性視聴者の食いつきも良くなったんじゃないかなとは思うものの。

  • 追記

 気付けよそのくらい。って自分でツッコミを入れそうなくらいでしたけど今更気付く。
 そうか、「祐巳の周囲だけがアニメ的」なんですな。それ以外の空間は非アニメ的。今まで感じていた違和感の正体はこれかー。
 けどそれってあんまり意味の無い演出だよなあ。なんでそんなことするの? 声やキャラデザが祐巳だけアニメアニメしてるのは単純に可愛さの表現(天使さまだしな)であって、演出とは関係無いと思ってたんですけど。