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諫山創『進撃の巨人』12巻感想

進撃の巨人(12) (講談社コミックス)進撃の巨人(12) (講談社コミックス)
諫山 創

講談社 2013-12-09
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 雑誌連載で読んでいたんですが、まとめて読むと普通に泣けてきますね。
 ユミルとクリスタのカップリングがピークを迎えたところで、ここまで空気気味だったミカサによる唐突の名シーン。
 『進撃の巨人』のコミックスって、巻末のウソ予告が一種の見所のはずなんですが、この巻はヒキがあまりにも感動の余韻が残るせいか、ウソ予告一切なし。


 ところで作者の諫山創が、最近のインタビューで「作品に熱心なファンがついてきたので、残酷な結末にすることに迷いが生まれてきた」というような発言をしているのが、作家の心境として興味深いですね。


 でもファンの期待とは他に、「連載前の作者」とは当然異なる成長も「今の作者」はしているでしょうし、作品にベストを尽くすという意味で、妥協せず完結させてほしいものです。