昨日は
花園大学へ、「夏目房之介のマンガ講座」を見にいきました。同行者はマントラプリ(id:mantrapri)さんと水音さん(水音さんはバイトで途中から離脱)。
講演のテーマは「仏教マンガ」ということで、お題は仏教に絞っているものの、「宗教を扱った漫画」「ギョーカイ漫画」全般にも適用できそうな話でした。後々、記事として書き直す予定の内容を語っておられたそうです。
レジュメの中に載ってなかった最近の作品としては、サトウナンキ+きづきあきらの『まんまんちゃん、あん。』がありますね。お寺の跡継ぎ問題に振り回される女の子の話。
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二時間半くらいで終了後、ちょうどオープンキャンパスの日だったというのもあって、増田のぞみさんによる高校生(花園の受験生)に向けた模擬講義を夏目さんと見学することに。
花園大学の「創造表現学科」(今年に出来た新学科だそう)における漫画研究分野の説明。
漫画はまだ全然研究が進んでいない分野なので、学生さんにはどんどん研究に参加してほしいのだそう。
しかし模擬講義の内容が、『DEAR BOYS』と『SLAM DUNK』におけるバスケ試合の描写を表現論的に比較するというものだったため、講義後ついつい夏目さんと、ここはこう、そこはあーだとプリントを指さしながら盛り上がる。
教室の中で構成や演出について比較説明していると、軽く人だかりが出来たりしてました。
その後、夏目さん、増田さんの他、花園大学の先生方と中華料理屋でお食事。
大学の組織論的な話ができたのが良かったです。
大学組織の維持には喫茶店と居酒屋が重要だという話。
ウチは飲食店で6〜12時間ディスカッションを続けることもザラで、それを月に4回(つまり毎週)のペースで、メンツを入れ替えながらやることもあります。と言ったら、流石にみなさん驚かれてました。
自分としては「リテラシーの共有と底上げ」を意識してこういうことを自発的に続けているのですが、一昔前の大学(典型的なのは京都大学)にはそういう伝統が根付いていたのに、近頃はそれも薄れていて、それは衰退を招くものではないか。という問題があると。
逆に言うと、この時みたいな交流が継続的に行われているかぎりは大丈夫、と言えるのかもしれませんね。
あとは武術や宗教、『バガボンド』や『へうげもの』の話などをしてました。
食事後、カラオケで唄う夏目さんを初めて見ました。凄いパフォーマンス(笑)。店内でジャンプとかしてた。サザンのTSUNAMIとかRCサセクションの雨あがりの夜空にとか入れておられました。実にロックだった……。
ウチは終電で自宅に帰って、ネットにも繋がないまま眠る。みなさん昨日はお疲れ様でした。
今日飲んだお茶
- 寝起きにダージリン
- お昼に寿眉
- 夕食時に越紅工夫
- 寝る前に寿眉