漫画購入録/相田裕『GUNSLINGER GIRL』9巻
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- 感想としては出遅れ気味ですが、発売後まもなく買って読んでました
アンジェリカと絵本にまつわるドラマは、同人版、アニメ版と合わせて3パターン存在することになるのですが、商業版のこれが「正史」ということになるんでしょうね。
同人版とアニメ版のエッセンスを全て統合した上で、なおかつ現在の作者が持ちうる表現力が注がれていますから、なんとも洗練されたドラマになっているものです。
個人的にはアンジェリカ自身よりも、それを取り巻く技術者やプリッシラ達の存在が好きです。
参考として9巻を既刊や同人誌(『パスタの国の王子様』)と読み比べてみたんですが、それにしても相田裕は、巻を重ねるごとに漫画がホントに上手くなっている観があって、同人時代から知っているファンからするとまた別の感動があります。凄く志の高い、努力家なんでしょうね。
商業版のガンスリは、やりたいことも明確に伝わってきますし、いずれクライマックスにおいてジョゼ組とサンドロ組がクローズアップされることになるんでしょうが(これは単なる予想)、やがて収束するであろうドラマに期待しつつ続巻を待つことにします。